知人のアメリカ人男性リアム君が、あるアメリカンフードに対する禁断症状を訴えていました。
「買いに行けばいいでしょ。それが買えるお店はベースの中なんだからいつだって行けるのに」と私は不思議に思いました。
「避けている・・・っていうか、ある人から隠れているんだ。だからそのお店がある場所にはいけない」
女だなと私は思いました。そしてその通りでした。そのお店が入っている施設は、さくらさんの出没スポットでもあったのです。
重すぎる女
リアム君はさくらさんという日本人女性(二人とももちろん仮名です)と一度だけデートしたそうです。 さくらさんはリアム君の好みでもなんでもありませんでしたが、あまりにも積極的で根負けしまったんですって。
そしてデート当日は、さくらさんによってプランが綿密に練られていて、二人で気軽に楽しむデートとはかけ離れていました。リアム君は横須賀から離れてぶらぶらする程度でよかったのに、上げ膳据え膳のそのデートのしめくくりは、高級ホテルのスイートでした。
「もう逃げられない」
リアム君はさくらさんの気合に尻ごみしてしまいましたが、「ホテルに来てしまったのだから、なんとか自分を奮い立たせなくては」と必死でことを済ませたそうです。
「アニバーサリーでもあるまいし・・・・初めてのデートでこれだよ?まだカップルでもないのに、日本人ってみんなそんなものなの?」
いいえ、違います。
この日のデートを終えて一人になった途端、このデートの一部始終のフラッシュバックに襲われて、その現実を受け入れるのに苦しんだというリアム君。トラウマにならないとよいのですが・・・。
出会いを台無しにしないために
横須賀中央駅の改札を出てすぐのところにあるロータリーでは、待ち合わせをしている人々が大勢見かけられます。あなたもアメリカ人男性とデートをする時、ここで待ち合わせることになるかもしれません。
そう、始まりは皆同じようなものなのに、その出会いを実らせることができない女性は、多分さくらさんのように重すぎるのです。悪い人じゃない。
相手に楽しんでほしい。
相手を知りたい。
自分のことも知ってほしい。
こう思うのは当然ですよね。でもファーストデートくらいもっと気楽に行きましょう。二人で一緒に楽しむのです。デートに至るまでに色々会話を交わしているでしょうから、相手の好きなものもある程度わかりますよね。
たださくらさんの場合はちょっと普通のデートと違いました。普通ならば男性が女性を押して押して、じゃあ出かけようかということになりますから、男性にとっては念願のデート。好意を持っている女性となら最初は何をしても新鮮で楽しいんですよ。
「見つめているだけで幸せだから、食事もゆっくりしたい。どのレストランに連れて行こうかな」
これは男性が女性を追いかけている場合はよいのですが、女性が男性を追いかけている関係でやってしまうと、やはり男性は重く感じてしまうのです。
さくらさんの場合は、彼女がリアム君に一方的に熱を上げていた状態ですから、ハンデはありました。ハンデがあるのだからなおさら最初が肝心だったのに、失敗してしまいましたね。
夫との初デート
これだけ偉そうに書いているけどおまえはどうなんだよ?と思われたと思いますが、以下の記事でちらっと書いています。
>>2017年に行きたい場所 - Inside the gate
ええ・・・寝てしまったんですよ。いやーあれはほんとつまらなかった。確かマトリックスリローデッドだったと記憶しています。
自分では寝てしまったことがばれていないと思っていたのですが(髪の毛で顔を隠せていると思っていた)、しっかりばれていました。
映画の後の食事をしている時に彼が「映画に出てきた鹿、可愛かったね」と言ったのです。「あの映画に鹿なんて出てきたの・・・?」と思いつつとりあえず「そうだね」と相槌を打ったらやはりそれはトラップでした。
「鹿なんて出てきてないよ。君は何も見ていなかったんだね!」
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