自分が20代半ばまでそうだったから、よくわかるんです。女友達って仲がいいふりをして実は友人との会話でプチ自慢しないと気が済まない。現代ではマウンティングと呼ばれていますが、なんだかんだいって張り合っちゃうんですよ。アメリカ人だってそれは一緒。
行間を読んだうえでさらに張り合ってくる女
例えばあるアメリカ人女性がこんな投稿をフェイスブックでしたとしましょう。
So last night someone said I'm too intimidating to approach and it takes some balls to come and talk to me. Me and Maria was dying laughing.I'm cool as shit lol, don't be scared. (文法的な誤りは特定のサブカルチャーの中では口語表現としては問題ないため、そのままにしてあります)
「私はあまりにも脅威があって近づきにくいし、話しかけるのにかなりの度胸がいるって昨夜言われたのね。私とマリアは笑い過ぎて死にそうだった。私はいいやつだから、怖がらないで」
このステイタスの行間を読めば彼女がこういいたいのはなんとなくわかるでしょう。
行間にひそむもの:「私は美しすぎるから、相当自分に自信がある男じゃないと話しかけてこないのよね」
するとこのステイタスにこんなコメントがついたのです。
I had this happen to me so many times lol
「私もよく言われるの(笑)」
元の投稿をした女性のベストフレンドの一人とされている女性によるコメントでした。これを見た時「私も」で話題の中心を自分にすりかえるのはやめとけよ、と思いつつ、若い頃は自分も「私も」って言ってたなぁと思いました。この二文字が日常会話から消えた頃、ようやく幸せになれた気がします。懐かしい。
frenemyがいなくなり、friendsが残るように振舞う
友達でありながら、ライバルでもある。
若い頃はそういう風にお互いの刺激になるのもよいでしょう。それは人間が成長、成熟していく過程で避けられないステージでもあるから。だけど友人に対する競争心が強くなりすぎてしまうと、それこそ一度口を開くたびにさりげない自慢が盛り込まれて嫌味な感じになるし、二人の友情がぎくしゃくしてしまいます。
そして若く未熟な者同士、自分が優位であることを証明するために相手を蹴落とすような行為につながることもあるでしょう。そして友人だったはずの女性がいつのまにか敵になってしまう。自分の周りがそんなfrenemy(一見友達のようでいて実は敵)ばかりにならないように、慎ましく賢く振舞いましょう。
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