Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

「ベースの中の日本人村はどこだ?」に正解者が出ました

ベースの中の日本人村~採用されてからでは遅すぎる。応募する前に情報収集しよう - Inside the gateという記事に「そこって・・・・・・ではありませんか?」というコメントをいただき、大正解のため非公開とせざるを得ませんでした。以前にもあずき様という方が正解されているのですが、今回はこの日本人村の村民の方からの回答でした。
それに対する私の返信を読んで、この村民の方が貴重な情報を提供してくださったので、この方が誰なのか特定されない範囲でシェアしようと思います。提供者のR様、本当にありがとうございます。

以下にR様の非公開コメントとメールの一部を引用します(個人の特定につながらないよう若干修正しています)

1.非公開コメントの一部の引用

やっぱり、正解ですよね。笑 内側にいて言うのもなんですが、評判がすこぶる悪いのは有名なので。。今の職場にはパワハラやセクハラなど悪しき慣習が多くあるんですが中でも生活残業の実態は酷く・・・

Lab Area

2.メールの一部の引用

さっそくのお返事ありがとうございます! 私は以前ベースに入るときにどんなところか知りたくてinside the gateのブログをたくさん読みました。 同じように「ベースで働いてみたいけど、どんなところなんだろう?」と調べている人のためにも、ぜひアベマリアさまに 記事にしていただきたいです。
米軍基地とはいえ、働く人間が日本人ばかりの職場だとおっしゃる通り、まさに「日本人村」です。 「残業してお金稼ぐのが当たり前」な価値観がまかり通っているので、なるべく多くの**を獲得できるようにレポートを出して日々の残業時間を確保したり、土曜日も出勤するために作業が週末にぶつかるように調整したりするのは日常茶飯事です。


引用終わり。
この部隊にいる人が読んだらもう一発でどこの部隊かわかると思います。「残業時間を確保したり」のくだりに言葉を失いました。住宅ローンの支払いのためなのか、遊興費稼ぎのためなのかは知りませんが、亭主元気で留守がいいって感じですかね。
私の知り合いがこの部隊で働いていますが「終業時刻までみんなぼーっとしていたりだらだらしていて、終業時刻になると働き始める」と言っていました。もうこういう生活残業分が予算として承認・確保されているのでしょうね。米軍側も潤沢な予算がもらえるなら文句ないでしょうし、日本人村に「この残業は本当に必要なのか?」などと細かいところまで追及してこないのでしょう。自分の昇進にしか興味ないでしょうから。

日本人村に見切りをつけてベース内で異動しよう

生活残業・パワハラ・セクハラの三点セットが常態化しているような職場に見切りをつけたら異動の準備です。
ベース内での異動の場合、外部から入ってくる時に比べると新しい就業場所での勤務開始までの時間がうんと短くて済みます。応募書類の提出先もLMOではなく、メインゲート脇のパスオフィスの中の指定のポストに投函するだけでOK。>>現在はオンラインでの応募が可能になっています。簡素化されてよかったですね。

◆外部から入ってくる時に応募→実際に就業開始するまでにかかる時間の目安>>【横須賀基地】本採用までかかる時間 - Inside the gate

あとは・・・"It's not what you know, but whom you know." コネが命!!

私がベースで働いていた頃、フィリピン人男性の同僚が「今〇〇の空席が出ている。そこのマネジャーが俺の子供のゴッドファーザーで『誰かいい人はいないか?』って連絡してきたから、マリアはどうかなって思ったんだ。もしマリアが受ける気あるなら俺から連絡しておくから、書類だけは早めに出して」と声をかけてくれました。
勤務時間帯が私の望むものではなかったので応募はしなかったけど、やっぱり横須賀基地はコネが命だなぁと思ったのを今でもよく覚えています。だからといって誰彼構わず揉み手に擦り手で行こうぜと言っているわけではありませんし、借りを作ったらやばそうな相手の紹介で他のコマンドに異動するのもリスクが高すぎます。
無理やり作ったコネではなくて「あの人なら安心して紹介できる」と思われる人間であることが、良質のコネを手に入れる近道かな。

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