Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

英語のネイティブスピーカーであるということは、特技でもスキルでもない


日本では英語のネイティブスピーカーが神様のように崇められます。

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タレントのセイン・カミユさんも大昔にこう話していました。
「(自分は日本語が流暢だから)日本人の女の子に日本語で話しかけるんだけど、あまり喜ばれない。でも英語で話すと『かっこいい♪』って喜ばれる」

私もネイティブスピーカーが近くにいると何かと便利だなと感じることは認めます。これって英語でどう表現したらいいんだっけ?ということを尋ねられるのはやはり助かるんですよ。
だけど英語のネイティブスピーカーって母国に帰れば普通の人。だからもしネイティブスピーカーから習う時は、その人がどんな人なのかも知りたいですよね。教養がある人なのか、DQNなのか。アメリカ社会から銃が消えることはないでしょう - Inside the gateという記事でも書いたんだけど、日本にDQN親がいるように、アメリカにもいます。

こういう人には教わりたくない

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「交際中なの。口説かないで」と繰り返し書いてあります。これをフェイスブックでカバーフォトにしていた女性がいたので、そこから拾ってきましたが、その女性は「口説かないから心配すんなよ。誰もおまえなんか相手にしないよ」と言いたくなるような女性でした。
こういう風に自分を超いい女と勘違いして無駄な心配をするような女性から、ネイティブスピーカーだからという理由だけで英語を習いたいと思いますか?どうせ習うならばやはりある程度知的で人間的にも深みのある人がいいですよね。
贅沢言ってるんじゃない!ですって?お金を払ってレッスンを受けるなら、その対価に見合ったものを求めるべきだと思いますよ。

初級者に見られる「わからない幸せ」

神様のように崇めていた外国人(英語のネイティブスピーカー)が実は母国ではただのカスだったとわかってしまう瞬間ってあるはずです。だけどその瞬間に到達することがない人達もいるでしょう。それが初級者の人達です。
初級者の人達すべてがそうというわけではありません。中には話していることがよく理解できなくても、仕草や行動で「なんかこの人って貧相だな」「下品だな」「しみったれてるな」と感じ取る人もいるでしょう。
でも多くの初級者は相手の話していることがよくわからない分、ぺらぺら話せている人=かっこいいと思ってしまいがちです。だけどわからない幸せというのもあります。途中で「この人ってカス?」と気がついた時、相手よりもむしろ自分が費やしたお金と時間の大きさに失望してしまうからです。英会話レッスン料よりも、ライフレッスン料の方が高くついてしまったってこと。

国際離婚に至るケースにも同じことがいえる

これは国際結婚したカップルが離婚に至るケースにも言えますよね。
「アメリカ人かっこいー!」でつきあい始めて結婚したのはいいけれど、その「ダーリンはアメリカ人」という魔法解け始め、現実が見え始めて、そして悲劇が始まるのです。

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