Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

安月給でもベースで働く理由

米軍基地の正職員は安定しているのか(常用と時給制の違い) - Inside the gateという記事にMira様からいただいたコメントに返信していて、読者の方々そしてこれから当ブログを訪問されるであろう方々とシェアしたいことがあったので書きます。

Mira

アベマリア様

お久しぶりです。

横須賀基地に限らず基地の中には様々な職種があるので、それが基地で働く魅力の一つでもあるのかとは思いますが、私もアベマリア様が文中で書かれていらっしゃるように、「かなり等級の高い仕事でも民間に比べると安月給」だと思うと書かれているのには同感です。

どちらかと言えば、等級の低い仕事であれば、給与が低いというのも納得はできますが、逆に等級のかなり高い仕事で、しかもPDで書かれている応募資格がかなり高く、要求されているスキルが高いにも関わらず、下手すると大卒の初任給よりも安いのでは思われるPay Scaleでは、あまりモチベーションも上がらない気がします。


上記 のコメントに対しお返事をしていて、なぜ安月給でもベースで求職する人が後を絶たないのか考えてみました。理由は人それぞれですが、時代背景にもよるでしょう。

バブル時代

ベースの外は完全に売り手市場で給与も高く引く手数多だったはずのバブル時代。あの狂乱の時代に安月給のベースを選ばざるを得なかったということは、オブラートに包んで言えばそれなりの事情があったはずです。はっきり言うと売り手市場でも売れない人。ベースしか働ける場所がなかった人達が多かったはずですから、当然従業員のモラルも現在よりは低かったでしょう。
そういう人達がベースにとどまり続けて形成する日本人村の闇の深さよ・・・・。ああ恐ろしや。そしてその村で潰されてベースを去っていく若者達。

就職氷河期

今も続く長い氷河期にベースにやってくる人は、単純に安定を求めた人達でしょう。ドメスティックな雰囲気の人達。
ベースというアメリカンな空気の中で、アメリカナイズを間違えて解釈してしまいただの怠惰な従業員になってしまっている日本人は大勢いますし、アメリカ人と働きたくてベースにやってきた人達(ここには筆者も含まれます)もいますが、欲しいものは安定だけというドメスティック組は、オフベースでも普通にやっていけるんじゃないかなと思わせるようなきちんとした雰囲気の人が多いのも特徴です。
私がかつて一緒に働いた、仕事も気配りもちゃんとできる清楚なお嬢さん風の女性もこのドメスティック組。彼女のようにまともな人はきっとベースで働きだしてカルチャーショックを受けたはずです。だけど彼女はプロフェッショナルな人でしたから、ベースの色に染まり切ってしまった珍獣、猛獣達ともうまくやっていました。
その彼女がベースにやってきた理由は「シングルマザーだから、とにかく安定第一。自宅から近くて9時~17時で・・・と探したら結局ベースの事務職しかなかった」とのことでした。

その他 日本社会不適合者

筆者はここに含まれます。自己紹介で詳しく書いておりますが、私と同じような理由でベースに逃げ込んできた人、結構いるのではないでしょうか。

 自己紹介 - Inside the gate

 

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