学生時代に暗記したcatch up with (なになに)っていうイディオムですが「(なになにに)追いつく」だけではなく、こんな風に使われるんだなぁと思ったのが先日聞いた表現。
ある女性が苦境に立たされて嘘をつきました。そしてその嘘を隠すために、もう一つ嘘をつかなくてはならなくなりました。
そしてそれらの嘘を見破っていたもう一人の女性がこういったのです。
"She can lie as much as she wants. Her lies will catch up with her."
「つきたいだけ嘘をつけばいい。いつか彼女は自分の嘘に苦しめられることになる」
彼女の嘘が彼女に追いつく=自分の嘘で苦しむことになる。
へぇ~と思ったのでシェアしました。そしてもう一つ。これは皆さんもよく聞いたことがあるのではないでしょうか。
久しぶりに会う友人と積もる話を楽しむ
アメリカのソープオペラを見ていると、なかなか会えなかった友人同士が偶然通りなどで会って"Why don't we have coffee and catch up some time?"といってその場は別れるといったシーンを目にすることが多いと思います。
これは二人が:
- 会っていなかった月日を取り戻して
- 以前のような状態に追いつく
- = 旧交を温める
という意味で使われています。ですからいちいち時間を割いてまで会いたいと思わない相手に社交辞令で使う表現ではないということです。日本人同士だと「今度是非食事でも」なんていいますよね。だけどLet's catch up.とアメリカ人が言う時は、それだけ取り戻したいものがある場合だけでしょう。
連絡をとっていなかった間にあったこと。
いいことも、悪いことも全部含めてシェアしたい相手に使うのがLet's catch up.なのです。
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