Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

珍獣、猛獣使いになって横須賀基地をすいすい泳ぐ

陰湿な日本人村と見切りをつける前に考えてみよう - Inside the gateという記事の続きです。
横須賀基地の珍獣、猛獣は絶滅の危機に瀕しているでしょう。なぜなら横須賀基地に就職することがまだまだ簡単だった時代だからこそ入れたような人は、強力なコネがない限り、もはや採用されないからです。ここ数年雇われた人達は、ベースの外でそこそこ経験を積んだ常識のある人達が多いはずです。
人間関係に関する悩みは日本中、世界中どこに行ってもついてくるものですから、そういう悩みのない楽園を探すよりも、極力悩まないようにする=割り切れる思考回路を手に入れる方が現実的です。
そんな希少品種をわかりやすく描写してくださった方がいるのでシェアしたいと思います。この記事の冒頭で紹介した記事に投稿されたMira様からのコメントです。

まともに相手をするだけ労力の無駄な人種の見極めが早い段階でできる

変な人(特に女性従業員)の割合が実際そんなに多い横須賀基地であれば、私は逆にある意味、自分の身の振り方を決めるのが楽なのではと勝手に思っています。

私もこれは同感です。変な人アラートが大音量で鳴る環境を想像してみてください。
「あ、あの人アメリカ人至上主義だな」
「夫がアメリカ人であるということに必要以上にステイタスを感じている女だな」
「あんな変な英語をあれだけ得意げに喋るんだから、頭の悪い人なのだろう」
などとすぐにわかれば対策がとりやすい=身の振り方が決まります。
仲良くならなくてもいい、好きにならなくてもいいのです。そういう猛獣達について学習し、仕事中だけうまくやれればよいのです。

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「妬みや僻みの対象にならず、珍獣、猛獣達の懐にすっと入って行きたい」と急がない方がいい

でも陰湿な変な女性(特に集団でいろいろ陰で何かする人達)って米軍基地に限らず一般企業にも沢山存在するとは思いますが、横須賀基地の変な人達は外見も含めて、わかりやすい変さの人達が多いのかもと勝手に想像しています。妬みや僻みの表現の仕方がわかりやすい女性が多そう。これもまた私の勝手な想像です。

面倒な人達はベースの中だけでなく、確かに外にもいます。だけど在日米軍基地の中の変な人達はMira様がおっしゃるように、ちょっと特殊です。かぶれている人が多いからしようがないのでしょう。

私が接客業に就いていた時は、客としてやってくるMLCの女性従業員やアメリカ人男性と結婚した日本人女性に変な人が多かったですね(変な人は圧倒的に女が多い)。
それから妬みや僻みの表現ですが、確かにこれもわかりやすいです。綺麗で英語力もあると、その本人がどんなに控えめにしていても、やはり輝いている人を周囲は放っておかないわけで、どんどんその輝きの源に客が集まってきてしまうでしょう。
そんなきらきらした人が「敵を作らないように控えめにしよう」と思ってもやはり最初の一年くらいは昔からいる従業員達にとってある程度「何をやっても気に食わない人、嫌味な人」に見えてしまうのはしかたがないことですが、従業員間のくだらないドラマにも巻き込まれず、淡々と仕事をしているうちに村人達にも受け入れられてゆくことでしょう。自分からどかどか入っていこうとしないことも大切です。


just three goals

和洋折衷のいいとこどりみたいな人もたまにいますが、そういう人との出会いは貴重ですから、大切にしましょう。

横須賀基地の中でもサービス業に就業されている方々はカスタマーを相手にしなければならないのでどちらかと言うと忙しいでしょうけれど、事務職に限っては一部の事務職の女性は基本的に暇なんだと思います。

事務職=定時退勤は魅力的。村の掟を理解してその中でうまく立ち回れる人にはおすすめ

確かに接客業はなんだかんだいってばたばたしていますから、同僚の粗探しをしている余裕はありませんが、事務職だと確かにその余裕がありますよね・・・(苦笑)。
事務職に関して耳に入ってくるのはまさに陰湿な日本人村という話で、本当にどこもいい話を聞かないのは、暇だからなのだろうとMira様のコメントを読んでいてようやく腑に落ちました。だからあれだけしょっちゅう空席広報が出ているのでしょう。
基地の事務職はベースの外と同じで、その部署に古くからいる人達が作り上げた文化やルールを覚えて、それに染まったふりをして働いていればいいのだと思います。
「今時こんなことしてるの?非合理的だしもっと簡単にミスを防ぐ方法はいくらでもある」と思っても、そういう無駄な部分は見なかったことにして働き続ければよいのです。だっておそらく事務職を募集している側は、賢くて仕事ができる人間が欲しいわけではないのですもの。この点が気にならなければ、事務職はおすすめです。昼間の決まった時間に退勤できるのは、接客業に就いていた頃の私の夢でした。

また仕事中は色々理不尽なことがあったり、日本人村に入っちゃって「こんなはずじゃなかったのに・・・」と思うかもしれません。心が折れることもあるでしょう。だけどあなたはゲートパスを手に入れたのです。ゲートの内側の世界とつながっている限り、何か面白いこと、いいことがあるかもしれませんよ。

 

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