日本人特有の面倒くささから逃れるために米軍基地に就職したのに、入ってみたらその面倒くささがぎゅっと濃縮還元されたような日本人村だったら・・・・なんてことのないように情報収集は欠かせません。
応募する前に情報収集しておいてよかったぁ~♪と思う日本人村については過去に書きました。
「ベースの中の日本人村はどこだ?」に正解者が出ました - Inside the gate
この村以外に私が日本人村として知っているコマンドがもう一つあります。
お菓子の交換から始まる朝・・・・
おそらくこんなコマンド、横須賀基地にはたくさんあるのでしょう。だけど私が知っているのは一つだけ。
出勤したら朝の挨拶とともにお菓子の交換タイム。
馬鹿馬鹿しーーーーーーーーい。
「毎朝お菓子の交換から始まるの。色々試せて楽しい。新作のお菓子で試してみたいと思っていたものをもらえることもあったりね。自分だけもらうわけにはいかないから、自分も買っていかなくちゃいけない。お金はかかるけど楽しいよ♪」
こういうから逃げたくて横須賀基地にやってきた人にしてみれば、こんなところでは働きたくないと思いますよね。
- たかがお菓子の交換なんだから、それにつきあえばいい。こういうドメスティックな人達にも気に入られないと、仕事がやりにくいから。
- 私はこういうものに関わらないし媚びない。自分の仕事だけ淡々とやる。
あなただったらどうしますか?
不思議なことに、アメリカ人従業員が2.をやると問題ないのに、日本人従業員が2.をやると冷たくされるんですよね。同じことをやっているのに、国籍が違うだけで対応が違うんですよ。しかもアメリカ人から見ると、2.を選べない人を見ていると不思議でしようがないそうです。
「興味がないならやらなきゃいいのに。それってそんなに難しいこと?」
アメリカ人にはわからない日本人特有(特に女)のこの「女子〇〇」的な面倒臭さを、英語で説明しようと思うと気が重くなります。フィリピン人女性達のおすそわけ文化とはまた違うこの面倒くささ。
こんな小学生みたいなことの仲間に入るか入らないかで陰口を言われて仕事がやりづらくなるコマンドが横須賀基地にもあるんだから、日本社会って面倒ねぇと思います。あ、そこは一応ベースなんだっけ。
でも2.で済む日本人もいるはずです。例えばその人が明らかに別次元の人間だとわかる場合。
英語もうまくて頭もキレてる。明らかにoverqualifiedに見えて、且つ日本人離れした雰囲気の人。だけど仕事に関しては控えめで、周りを立てることもできる大人。
こういう人はなんとなく規格外として扱ってもらえるため「まああの人なら・・・・」というポジションにおさまることができます。女子達が和気あいあいとお菓子交換している間、その人はカフェラテwith an extra shot of espressoなど飲みながら優雅にひと時を過ごすのでしょう。こういう人はどんな環境に置かれても、自分だけの空間にバリアを張って過ごせるはず。
まあそういう人はそもそも日本人村に入っても長く続かないでしょうね。日本人村を踏み台にしてもっと上に行きそう。
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