Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

若い白人女性の”あるある”

もう大昔の話ですが、あるパーティーで若い白人女性の知り合いが「いかにもwhite girlっぽく踊ってくる!」 といって立ち上がったので「いかにもwhite girlってどんな感じ?」と聞いたら"White girls don't know how to dance lol"と言って踊りだしました(笑)。
確かに黒人女性もラテン系の女性も、それぞれリズムのとり方に違いこそあれど、白人女性に比べると、見ている側まで踊りだしたくなるような感じですよね。そこで今日は若い白人女性のクラブでやりがちなことなどのあるあるを取り上げてみたいと思います。この動画、何度見ても笑えます。

youtu.be

ざっと概要を紹介します。星の数は私が感じたあるある度数です。

White girl snap ☆☆☆☆☆(ほとんど見たことがない)

White girl clap ☆☆★★★

White girl "cross hands" dance ★★★★★

White girl selfie ☆☆☆☆★

The "I'm too hot to dance so I'll just two step" ★★★★★(セクシーすぎるから踊らなーい♪んじゃなくて、本当に2ステップするしかないみたいな白人の女の子、結構見ました)

The "OMG MY FRIEND IS HERE." ☆☆★★★


上記以外にも「自分ではtwerkできると思っている白人の女の子」なんてのもあって面白いです。「できてねーぞ!」と突っ込みたくなること間違えないし、そもそもtwerkしても惰性で揺れてくれるような肉のついている尻じゃないとあれは無理です。

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この動画をどう思うか、若い白人女性に聞いてみた

二人の女性(23歳と30歳)に聞いてみたのですが、まずこの動画を私の携帯に表示させるとタイトルだけ見て既に笑っていました。心当たりがあるのでしょうね。
そうするとこんな意見を聞くことができました。
「確かにあるあるって思ったけど、西海岸のそこそこ都会の白人の女の子の方があてはまっている」

「高校生の時にクラスで一番ポピュラーだったグループの子達に多い」


納得!

白人女性特有のクセのある発音

下の動画だとJennifer Anistonが演じるレイチェルの発音が”あるある”です。

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例えばカウンター01:45あたりのYou can come out.のoutの部分がそれ。outが本来正発音であるáutじゃなくて、レイチェルの場合はǽutなのです。あのエとアの中間みたいないや~な音。他には03:00あたりのI can turn that around のaroundもそう。əráundじゃなくてǽraundになってる。だから日本人がネイティブスピーカーっぽく話そうとしてこれを真似すると、さらに異様な感じです。

スターバックス大好き!そしてバリスタ泣かせ

若い白人女性のスタバ好きはよくネタにされますし、実際好きな人は多いです。そしてオーダーの細かさからバリスタ泣かせであるという話もよく聞きます。

Lynell's Complicated Order

下の動画は白人女性特有の面倒くさい注文というより、たまたまいたちょっとおかしい客がfitを引き起こした瞬間にタイミングよく居合わせたからこそ撮影できたという感じです。

www.youtube.com

そして以下に貼り付けたのは「自分はアメリカのスタバで絶対働けない」と思った動画。多少大げさな演出も入っているにしろ、「ああこういう客いる!!!!」というあるある度数高めです。

youtu.be

他人種から見た白人女性をコメディにした映画が面白い

以前にもこのブログでちらっと紹介した「最凶女装計画」 という映画です。FBI捜査官である黒人男性二人組が、おとり捜査のために白人の令嬢姉妹になりすますという超強引な設定の映画です(笑)。

他の人種から見た黒人女性の特徴をとりあげてコメディにしたら人種問題になるのに、白人の女の子を笑う分には問題ないんですよね。こういうのはどうなんだろうと思いますが、そういうお堅いことを考えずに見ると面白いです。確かに「ああ、あるある!」というところが多いです。

 

最凶女装計画 [DVD]

 

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wannabeではなく本物のギャングが米軍に潜んでいる

ギャングワナビーどころの話ではなく、本物のギャングが米軍に潜んでいるそうです。

www.thebalance.com
上のリンクを引用してこの先は書いていきます。

大手・・・ではなく有名どころですと当ブログでも触れた18th Streetのメンバーももぐりこんでいます。18th Street以外ではthe Bloods, Crips, Black Disciples, Gangster Disciples, Hells Angels, Latin Kings,  Mara Salvatrucha (MS-13), Mexican Mafia, Nortenos, Surenos, Vice Lords、そして白人至上主義団体。
ギャングの存在は

  1. アメリカ国内外の基地か
  2. ランク(将校か兵士か)
  3. ブランチ(Air Force/Navy/Marine/Army/National Guard)

を問わず存在するそうですが、やはり若手の下士官兵に多く、ブランチも陸軍(Army)/陸軍予備軍(Army Reserves)/州兵(National Guard)の中に多くみられるそうです。引用元の記事を読んでも軍に潜んでいたギャングや過激派のメンバーが見つかっているのはテキサス州の陸軍施設とワシントン州の陸軍施設です。なぜこれらのブランチに多く見られるのか、理由は書かれていません。

A_9 June Reflag_1

もちろんギャングのメンバーによる犯罪はベース内外であるとのことです。「どぶ板で飲んで酔っ払った女性兵士が一人で歩いてベースの兵舎に歩いて帰ってくることができる日本の基地周辺とは違い、米国内の基地の周辺はghetto」とよくネイビーワイフ達はいいますが、ギャングのメンバーまで兵士の中に潜んでいるのですからそりゃ治安も悪くなるでしょう。

なぜ軍に入ろうと思ったのか?

ギャングとして生きてきた彼らが軍に入隊する理由はシンプルで、現状から抜け出すため、あるいはその逆で武器、爆発物を手に入れるため、そして戦闘のトレーニングを受けるためということもあげられています。それらはすべて所属しているギャングに還元されるというわけです。
横須賀基地に所属する米兵達の中にはギャングワナビー達がいますが、ワナビーなんて可愛いものなのか、それとも本物のギャングよりもたちが悪いのか・・・。海外に駐屯している兵士の中にも潜んでいるかもしれないとのことですからね。

今年はこれが最後のエントリーです。皆さんよいお年を!

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静寂難民になりました 茶豆湯閉店

横須賀の一時代の終わりです。
珈琲と紅茶の専門店・茶豆湯が閉店しました。50年の歴史に幕を閉じる前に最後の珈琲をいただいてきました。

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茶豆湯の店内はやはり閉店の知らせを風の噂で聞いた人達で混みあっていました。
客の年齢、性別、国籍も様々でした。

さよならしに来れなかった人達だっているはずだ、と思いツイッター検索してみたら・・・・

茶豆湯 - Twitter Search


多くの人に愛されていたことくらいは百も承知でしたが、なんとその中にあのベーグルカフェニコの店主(?)もいらして、昔茶豆湯でバイトをされていたことを知りました。

茶豆湯が閉店に至った経緯などはわかりませんが、ツイッターを見ていると素敵な純喫茶が結構閉店していくんですよね。採算がとれなくなってきているのでしょうか・・・。

一か月に一度か二度しか行かないお店でしたが、その頻度にはわけがあります。
働いていると色々あるわけで、その色々に対する疲れを程よく溜めてからふっとここに立ち寄るのが私のセルフセラピーだったのです。ですから良いことが続いて元気な時は、当然このお店から足が遠のきます。

横須賀、特に本町や大滝町、米が浜には素敵な純喫茶がいくつかあります。皆それぞれ独自の魅力がありますが、その中でもこの茶豆湯を特に好んで通っていた理由は、「悩んでもしようがないことを抱えて入ってくる自分を受け止めてくれる空間である」ということでしょう。雰囲気も大好きで、居心地がよかった。
この雰囲気や居心地というのも、どこのお店に自分の求めるそれがあるのかというのも人それぞれ。茶豆湯に来ても「なんだか落ち着かない」「どうしてそこまで人気があるのかわからない」という人もいたはずです。だけど私のストライクゾーンのど真ん中でした。
おしぼりを渡す時にしても「おしぼりをどうぞ」とは言わず、静かに「どうぞ」とだけ言ってさっと手に乗せてくれる。おしぼりであることは見ればわかるからいちいち言わないところとか、細かいところなんだけどそういうところがすごく好きでした。
珈琲も美味しかった。どきどきしながらあのドアを開けた瞬間は今でも覚えています。純喫茶というのはお店をやっている側も相当こだわりがある分、ドアを開けた瞬間に客も品定めされているような気持ちになるものです。また店内の装飾からそのお店がどういうタイプの人間に集まってほしいのかすぐにわかってしまい、自分がそのタイプじゃないと申し訳なくなり、コーヒーを一杯さっさと飲んで出なくてはいけない気持ちにさせられるお店もあります。
だから初めて入る時は緊張するのですが、茶豆湯は開けた瞬間に「自分が入って行っても大丈夫」という感じがしたのです。そして通い続けるようになり、英会話レッスンもここでしていました。


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レジです。お会計の時にバリスタの男性とちょっとした会話をするのも楽しかったです。生活感のない男性。この男性の客に対する距離感がすごくよかった。もしかするとその客に合わせて接し方も変えていたかもしれません。

夏はアイスドを好んでオーダーしていました。一人で行っても、夫と行っても、同僚、友人と行っても素晴らしい時間が過ごせた喫茶店です。こういうお店は夏に行く方が好きなんですよね。
アイスコーヒー飲む奴なんか本当の珈琲好きじゃない!って言われればそれまでなのですが、まあそういう人はアイスコーヒーのない国・おフランスへ旅立ってください。
とにかくあの氷がグラスにぶつかる時のからん、という夏の音っていうのかな。あれが他の席や自分の手元から聴こえてきて、季節の移ろいを感じられのですが、まるで昭和のまま時が止まったような空間で季節の変化=時間の流れを感じるという不思議な感じがたまらなかったのです。

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その時間の質を考えると、このお店のドリンクやフードの値段は安いくらいでした。店内は時間帯によっては少し煙たかったけど、それでも通い続けたい、茶豆湯でなければならないという魅力がありました。

来年の夏はどこでくつろごうかなぁ。しばらくは静寂難民かな。
美味しいコーヒーとお喋り、そして心の平和をいただきました。本当にありがとうございました。寂しくなります。

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本当に危ない黒人男性

女好きであるということは、人種を問わず男性にしてみれば自然なことでしょう。だけどそれに対して黒人男性はとても肯定的で、隠そうともしません。ヘネシーがあって女さえいればとりあえず3か月は生きていそうな気がします。
また女性を褒めることは挨拶代わりみたいな若い子達も大勢います。ここらへんはラティーノと似ています。

関連記事:(20)こんな風に褒められたら嬉しいっていう褒め方はどれ? - Inside the gate

見るからに女好き、という軽い黒人男性よりも、こういうタイプが危ない

(「おう、バナナ切ってみろよ」とか言いそうですよね)

だけど本当に危ない黒人男性は、口の巧いチャラいタイプでもなく、どぶ板の首都とも呼ばれているCLUB54でイキっているギャングワナビータイプでもなく、上の画像のD'Angeloみたいな見るからにエロいタイプでもありません。
それではどんなタイプが危ないかというと、わかりやすいセックスアピールはないけれど(フェロモンの無駄遣いをしない)、知れば知るほど惹かれてしまうような寡黙なタイプだと、私は思います。
ギャングワナビーみたいに徒党を組むこともなく、腰パンなんてもってのほか。あんな風にアンダーウェアを見せながら外を歩いたりしません。彼の下着やその下におさめられているものを見ることができるのは、彼が選んだ女性だけ。
ヘネシーのクランベリージュース割りをこっそり54に持ち込んで(しみったれてますね。ちゃんと買って金を落とせ)酔っ払って暴れ、手下に電話して「ティニーシャとシャネイネイは残せ。セルヤフォニークワとオバマニクワは帰らせろ!」とバラックに残していい女と帰す女を指示してボス気取りするような男が束になってもかなわないのが、この寡黙なタイプなのです。

私はこのタイプの黒人男性で知っているのは二人だけですが、一人は横須賀基地の衛兵で時々メインゲートで見かけます。彼はまだ確か21歳になったばかりだと思いますが、将来有望です。ありゃーおっかないママに厳しくも温かく育てられたタイプでしょう。で、ユニフォームの下にはタトゥーががっつり入っていそうなタイプ。感情をあまり外に出さない人ですが、あれはきっともっといい男になりますね。クラブやパーティーでbooty shakingする女は選ばなさそうです。

もう一人は大尉でしたが、あまりアフリカンアメリカンっぽくも、また軍人っぽくもありません。小学生くらいでどこかから移民したのかなと感じさせるものがあります。

「日本が好き。アメリカといえば唯一恋しいのは母親の手料理くらいだよ」
自分のランクのことも収入のことも鼻にかけていないけど、教養だとか品格がにじみ出るこの男性。
沖縄に駐屯していた時の話を聞いたことがあるのですが、「さぞいい思いをされたことでしょう」とやんわりと話を振ってみたけど、返ってきたのはこんな話でした。
「いや、三回結婚できる人もいれば僕みたいに一度もしなかった男もいるよ(笑)。沖縄に住んでいた時はオリオンビールの工場見学に行ったりして楽しかった」
ビールよりももっと好きなのがウィスキーで、山崎の黒ラベルは必ず家に置いておくと嬉しそうに語っていました。
セーターの上からでもわかる、緩やかなカーブを描く盛り上がった上腕筋を見ながら、口が上手くて手が早いだけの黒人男性よりも、こういう風にエレガントで静かな黒人男性の方が危ないよなぁと思いました。品はいいが、きっと遊んでますよ。だって女が放っておくわけないのですから。
今回は黒人男性に限って書きましたが、結局人種に限らずいい男はストリートには落ちていないということです。

 

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横須賀基地でのクリスマスの思い出

あれはクリスマスを翌週に控えたある日のことでした。
コントラクターと思われる中年アメリカ人男性が来店し、視線をあげてメニューをゆっくりと眺めていました。そしてあるものに目をとめると、はっと一瞬息をのみました。
「何か気になるアイテムでもありますか?」

当時店員だった私がそう聞くと、その男性はその「あるもの」に視線を奪われたままこう答えました。
「いや・・・あの・・・そこに飾ってあるクリスマスのデコレーション、まったく同じものを家でも飾っていたんだ。僕が幼い時だよ」

そのデコレーションはこれといって高価でも豪華なものでもない、素朴な木製のものでした。確かこういう感じだったと思います。

wooden tree decoration

そのデコレーションを見ている男性はすっかり童心に帰っていました。そして、しん、と静まり返った店内で、もしかしたら泣き出すのではないかと思うような表情でデコレーションを見つめる男性の周りに、ふと何か感じました。その時店内には私と彼しかいないはずでしたが、確かに他のスピリットも感じたのです。
この時のおじさんの表情があまりにも可愛らしくて、ノーマン・ロックウェルも描けないだろうと思いました。ようやく我に返ったこの男性に「よい一日になりそうですね」というと「ああ、いい思い出だ」といい照れ臭そうに笑っていました。
この時店内、というか彼が立っていた場所に漂っていた”気”みたいなものは、いまだに覚えています。神聖とかいうのではなく、とにかく温かかった。
都心で働いていた頃は、毎日満員電車に揺られ、職場の最寄り駅にようやくたどり着く頃にはもう疲れ果てていて、毎日殺伐としていました。横須賀基地で働くようになり、月給は半分近くに下がりましたが、このように切り取って絵画にしてフレームに入れてしまいたい「瞬間」「情景」との遭遇はぐっと増えました。
安月給という時点で横須賀基地での勤務という選択肢は、多くの人にとっては真っ先に消去されるものでしょう。心に残る、心を奪われるような瞬間や情景のコレクションだけでは、食べていけません。お金は現実問題です。私が悠長なことを言っていられたのは、夫の収入をあてにしていられる立場だったからです。
話が脱線してしまいましたが、皆様、Merry Christmas.

こういう人達を見ると日本人村の村民なのかなと思う

先日ベースのメインゲートである光景を見て、「この人達は日本人村の村民かもな」と思うことがありました。「日本の中のアメリカ」であるはずの米軍基地の中の濃厚な日本人村というトラップ。

My hanko



どんな光景だったかというと、外から歩いてきた二人の女性が憲兵のところまできて、ゲートを通過してベースに入るためにIDを見せようとしていたところ、自転車を引いた日本人男性従業員達の団体が、反対方向からやってきました。ちょうど帰宅ラッシュの時間帯だったのでしょう。
そしてその日本人男性達は自転車を引く速度を落とすことなく次々にゲートを通り過ぎて行きました。通り過ぎる際に自転車が柵の一部に引っかかってしまわぬよう、すっと持ち上げて皆さん出ていくのです。女性達がベースに入れるよう譲ってあげようとする人が一人もいないことに驚きました。
電車をはじめとする公共のスペースでは、大抵出よう/降りようとしている人達を優先的に進ませるのがマナーではありますし、自分が譲ってしまったばかりに後ろが詰まってしまうかもしれない、と気にかけていたのかもしれません。
だけど私はあまりにも当たり前のように日本人男性達がどんどん自転車を引いていく姿を見て複雑な気持ちになりました。これがアメリカ人男性やフィリピン人男性なら「どうぞ」と譲ってくれるか、あるいは譲ってくれるジェスチャーはなくとも、一旦止まってベースに入ろうとしている女性側の様子をうかがってくれます。ベースに入っているのが女性でなく、男性だったとしても譲り合いの気持ちのようなものを見せてくれます。
だけどこの日本人男性従業員達の団体には、そういう人が残念ながら一人もいませんでした。この様子を見ていた私は「この人達、日本人村の人達なのかなぁ」と思いました。

16時近くにメインゲートを通過して退勤できるコマンドってどこよ。相当早い時間から働いている人達でしょうね。でもあんなに早く退勤しているということは、どこぞのコマンドのように生活残業しなくて済むコマンドに所属している人達でしょう。そしてエレベーターのドアが開いたら我が先にと降りていくであろう人種。日常生活では夫に、そして基地に入れば女性であるというだけでアメリカ人男性やフィリピン人男性に、あたりまえのように何でも先に譲ってもらえることに慣れ過ぎてしまっている自分の方がずれているのかもしれません。

事務職・技術職(MLC)は安月給ながらも安定はしていますが、こういう人達とともに働くことになるんですよね。日本人村で過ごす8時間/日。仕事と割り切ればなんてことないのですが、私が働いていた職場は仕事はハードながらも笑いに絶えない職場で、それがどれほどありがたく、恵まれた環境だったのか今になってしみじみと実感しています。

会社でやってる? 印鑑の押し方マナー - 動画 - Yahoo!映像トピックス


ベースで働くとこういうことからも解放されるんだろうな、と思って入ってきたら、確かに捺印する機会はもうないにせよ、精神文化は引き継がれてしまっているため意味なし。
(印鑑、といえばピザを配達してくれた男の子を見て大急ぎで印鑑を取りに行った、今は亡き祖母をふと思い出しました)

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バイリンガルあるある


日本語しか話さない日本人の友人と話していると、こんな場面に遭遇します。

1.彼、彼女という代名詞を使うと話がこんがらがる

このツイートの彼はHeです。だから彼=He=面食いで知られている仲間 なんですね。だけど日本語しか話さない人と話していると「え?マリアさんの旦那さんのお母さんが美人ってこと?」って言われる。彼=ボーイフレンド、夫になっちゃう。
だからこういう誤解を避けるために、例えば発音を彼じゃなくて彼氏⤴、彼女なら彼女⤴」にすることもできるわけだけど、そういう日本語が苦手なんです。昭和生まれですから・・・。

【追記】代名詞のことで反応があったので、以下にフォルダから見つけ出したスクリーンショットを貼ります。安藤美姫さんに関するウェブニュースについたコメントか何かだったと思いますが、いつかこのバイリンガルあるあるで書こうと思って保存していたのを忘れていました。

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この「彼」なんですけど、多分ミキティーはHeという意味で使っていますよね。私はそう思いましたが、チャリキチさんにしてみれば彼=ボーイフレンドと受け止めたのかなと思いました。っていうか彼って言っただけでここまで言われなくちゃいけないと思うと、有名人って大変なのね。

英語のオリジナルの発音に限りなく忠実なカタカナ表記になぜかイラっとくる

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日本人相手でも、ついその単語本来のストレス(強く発音する部分)を置く場所を忠実に守ってしまい、その結果訂正あるいはバカにされてイラッとくる

多くの英単語が日本ではおかしな読み方で広まります。ストレスを置く場所が変えられちゃうんですよ。例えばsexless(セックスレス)。日本人ってセックスレスっていうじゃないですか。なぜそこにストレスを置くのかなと不思議になるのですが、まあメジャーなTV局のアナウンサーがそう発音しているのだから、単語が日本に入ってきた時点で日本人の耳になじみやすい発音に変えられてしまうのでしょう。
次のケースはマーク・ジェイコブス。

もうオチはわかったでしょう。デザインした商品だけでなく本人の美形っぷりも有名な彼ですが、彼の名前=ブランド名も日本では珍妙な読み方で広まりました。

Marc Jacobs @ SXSW 2017

彼の名前の正しい発音どおりにマーク・ジェイコブスと発音すると、日本語しか話さない人には「マリアさん、なまってる(笑)」と言われ、マーク・ジェイブスと訂正されます。
念のために言っておきますが、私はかぶれているわけではないため、日本語しか話さない人相手には普通に日本語風に英語を読みますよ。でも日本国内で通用する・広まっている読み方がわからない単語が結構あるのです。あまりTVを見ないので、そこらへんのアップデートが追い付いていないんですね。
ですからおどおどしながら英語のオリジナルに近い形で発音すると「なまってる」と突っ込まれるのですが、もういちいち説明する気にもなりません。

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