Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

日本人男性ウケを狙うのをやめたら楽だし幸せになった

日系企業で働いていた頃の、ある真夏日のこと。
PCの画面を見ていても、もう脳がこれ以上働かないというところまできていました。そして帰宅したら楽しむ一杯のことを思いだし、隣の席の女性に「あ、私、今朝家を出てくる前にグラス冷やしてくるのを忘れてしまいました」と言いました。
1時間半かけて通っていた仕事から帰ってくると、夫に帰宅の挨拶もせず荷物を置いてさっさとキッチンに直行し、きんきんに冷えたグラスに注いで楽しむビールの美味しさは格別でした。
隣の席の同僚女性もこの帰宅直後の一杯を習慣にしていた人だったので「私はちゃんとグラスを冷やしてきましたよ。ぐふふふふ」という答えが返ってきましたが、このやりとりを聞いていた部長代理がこういったのです。
「君達さ~、そういうこと言ってるとモテないよ」

おまえみたいな男にモテなくても結構、と思いつつ、確かに女性は晩酌という言葉を使わないなと思いました。

実際にこういう装いや行動をしてみて、それに惹かれるような男に興味が持てない女はどうすればいいの?こんな男と結婚したら妻じゃなくてお手伝いさんになっちゃうんですよ?
話を晩酌に戻すと、股を広げてぷはぁ~ってやってるわけじゃないんだし、帰宅後の一杯くらいよくない?とも思いましたよ。After work cocktailならお洒落でよいのでしょうけど、私はそういうものを飲むのに一人でふらっと立ち寄れるようなバーがありませんでした。

アメリカ人男性と結婚してよかったと思うこと

それは需要と供給が一致しているということ。私が持たない類の女子力を求めてきません。例えば・・・

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夫婦で一緒に居酒屋に行き、夫が「僕はいいや」と言った種類の焼き鳥を自分だけ頼んだとしましょう。それが運ばれてきて夫が「やっぱり美味しそうだな」と思った時のことまで考えて、念のために鶏肉を串から外せるのが日本で評価されるであろう女子力。でも私の夫だけでなくアメリカ人男性達はまったくそういうものを評価しません。押しつけがましい甲斐甲斐しさに高値をつけてもらえるのは日本の恋愛市場だけ。
「食べたかったら自分からちゃんといってくれるし、食べたかったら同じものをもう一本頼めばいいだけ。串に刺さっている状態の方が焼き鳥として美味しそうだし」
気楽なもんです。男女問わず日本人と一緒に時間を過ごす場合、相手がはっきりと口に出さなくてもこちらで察して動いた方がよいことが多すぎるのです。そして動きはダイナミックに!わかりやすく!=わかりやすい甲斐甲斐しさが求められる。さりげない気づかいにいかに気づいてもらうか、みたいないやらしさが苦手です。私はそういうものを提供できないし気が利く女アピールもしたくないので、日本人男性ウケを狙うのをやめてよかった。

じゃあ夫から需要があり、私が供給できるものとは?それはユーモアのセンスとアメリカ人のsarcasm(皮肉)を理解できること。私が持っているわかりにくい女子力は喜んでくれる。

お互いの笑いのツボを知るまでに時間はかかりましたが、私が供給したいと思うものが、たまたま相手が求めているものと一致するとやはり嬉しいです。
ここ日本では、面白いことが言える女はウケなくて、男性が言ったたいして面白くもないジョークに「うふふふふ」と笑ってあげられる女がウケるということは若い頃に学習しました。
その型に自分を無理やりはめ込もうとして、実際にはめてみたら確かに結果はついてきましたが、ちっとも幸せじゃなかった。「つまらなくて死にそうだ」そう思う日々を悶々と続けた後、型から飛び出して、二度とこの型の中に戻ることはないなと思いました。


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お尻怪人その後

今から一年前、こんな記事を書きました。

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その後もお尻怪人は時々見かけますが、彼女のお尻について男性陣に聞いてみました。


夫と夫の友達(アメリカ人)
「あれだけ横に流れていたら本物だろう。偽物だったら不自然なくらいperky(つんと上がっている)なはず」

私の友達(フィリピン人)

「あれは偽物。あんなに背が低いのにお尻だけ異様に大きいから」

That's ass! AD4A7569bs

(怪人本人ではありません)


私もあれは本物だと思います。Nicki Minajみたいにぱーんと大きくて丸ければもう確実に「入れたね?」と思いますが、お尻怪人のあのブツは絶対にナチュラルです。でも怪人はとてもsweetだそうです。ホスピタリティという言葉の似合わないどぶ板で、こじんまりとしているとはいえ、一国一城の主。私も今度飲みに行ってみようかな。
たいしたエクササイズもしていないのにもともと丸くて大きなぷりっとしたヒップの持ち主が「これは神様からの贈り物」というのに対し(本当にこういう人は時々います)、フェイクのぷりけつの持ち主が「これは恋人からの贈り物」と堂々と言える時代になりました。お尻への関心は今後どんどん高まっていくでしょう。話がそれましたが今日はこれでおしまいです。

「アジア系の男性は魅力的じゃない?」に対するアジア系男性の回答動画に無理がある

「アジア系の男は魅力的じゃないんだってよ」
スティーヴ・ハーヴィーはアジア系の男が経験していることをよくわかっているよ」

こんな会話から始まる動画のタイトルは「アジア系の男性がいかに魅力的ではないかということの確かな証拠」。なのに再生してみると内容はその真逆だということがわかります。


一人ずつリア充自慢をした後、なんの脈絡もないところから「踊っとく?」の一声(踊らない方がよかったんじゃないか)。アジア系だってセクシーってことらしいです。そして「あれ?そういえば俺達って皆ちゃんと交際相手がいるよな」というオチ。どう見ても負け惜しみにしか見えません。魅力的なアジアンはこんなに必死にアピールしないと思いますよ。私が横須賀基地で働いていた頃に見かけた魅力的なアジア系の兵士についてはまた別の記事で書きます。

こんなアジア系はいかが?

トンボとチビクロに反応した人は昭和50年代生まれでしょ。

youtu.be
私が大好きだった幽玄道士シリーズ(台湾)に登場した子役達が成人してどのような活動をしているのか紹介しているのですが、私が幼い頃憧れた台湾人の子役スター達がこんなにイケメンでセクシーに育っているとは!
一つ目の動画のアジア系アメリカ人より私はこういうアジアンの方が好きですね。包茎手術もちゃんと済ませていそうなイメージだし。でも上の動画のキャストはどう見ても一般人だから、芸能人と比べるのは不公平か。

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ベース内で異動して感じたこと(接客業→事務職)

接客業から事務職に異動した理由は、事務職なら老いが気にならないと思ったから(笑)。接客業だと経験を積み重ねればよりよい接客ができるようになりますが、そこは米軍基地です。客のほとんどがアメリカ人男性。やはり接客する側が若くて綺麗な方がサービスとしてはよりよいに決まっていますよね。

Asian Beauty

日本人は若く見えますから黙っていれば私が三十を超えたおばさんであることはバレませんでしたが、チップをはずんでくれる男性客達は、たいてい私を二十代前半~半ばくらいだと思って接していましたから、だんだん申し訳なくなってきました。別に詐欺でもなんでもないんだけど、居づらいっていうのかなぁ。三十代を迎えた女子アナみたいな感じ。わかります?アナウンス技術が優れている三十代よりも、二十代前半のxxピンとかxxパンとかxxポンとかそういうぱっぱらぱーなニックネームが定着しやすい可愛い子の方が視聴率が稼げる感じ。まあそのピンポンパンsも平等に老いていくんですけどね。
だけど接客業は毎日いろいろな人に会えるため、同僚との人間関係がうまくいかなくても気分転換がしやすかったということと、職場の人間関係がよかったのでついつい居座ってしまいました。

だけど事務職ならそのコマンドの業務に関する知識の量が年齢と比例し積み重なっていく上、オフィスに引っ込んで隠居していますから、老いが気にならないでしょう?顧客のほとんどが男性という環境での接客業だとどうしてもね、ルックスとサービスの質は切り離せないと思ったのです。

事務職に移って感じたこと

  1. フィリピン人がほとんど出入りしないオフィスだったため、タガログ語が聴こえてくることが激減した。その代りにネイティブスピーカーの英語が聴こえる時間が増えて米軍基地らしくなった(接客業に就いていた施設はフィリピン軍の基地のように感じることが多かった)。横須賀基地にもこんな聖域があるのかぁと思った。
  2. エンゲル係数が急上昇した(接客業に就いていた時は商品としては出せないものを使って作ったまかないのお世話になることが多かったため)
  3. 痩せた。ユニフォームに頼れなくなったたことと、食べ物へのアクセスがなくなったため。接客業に就いていた時はそんなにお腹が減らなくてもキッチンに行ってついつまんでしまうことが多々あった。また私服で働く時間が長くなると体が引き締まりますね。
  4. オフィスで働くようになったら、フロントラインで働いていた頃とは違う客層の相手をするようになったため刺激的だった(ハードルが上がって楽しかった)。
  5. 膨大な数のメールが送られてくるのを読んだり、3.の客の相手をしていて日本人が必死に覚えようとしているビジネス英語は本当に無意味だなぁと思った。Please kindly・・・とかそういうフレーズを乱用するのとか、もうビジネス英語と呼ばれるものを勉強すること自体をやめましょう!
  6. 接客業=ベースの底辺で働いて経験したことが、なんだかんだいって活かせてよかった

異動にかかった時間

ベースにおける内部異動ですから、それほど時間はかかりませんでした。異動先によっては内部といってもバックグラウンドチェックやドラッグテストで時間がかかるようですが、筆者の場合はあっという間でした。
11月上旬に面接をし、翌年の年明けから新天地で働き始めました。
ロッカーを用意してもらい、e-mailアドレスを設定してもらい(接客業の時は職場のe-mailアドレスはもらえなかった)、名刺ができて、とまた一からスタートだったわけですが、やはり最初は寂しかったですよ。でも想像していた通り、老いへの恐れから解放されたのはよかったのと、ぎゃーぎゃーうるさいタガログ語の会話が聞こえてこなくなったのは本当によかったです。

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外国人のお友達へのささやかなお餞別にこんなものはいかが?

横須賀基地に出入りする日本人は、アメリカ人との出会いと別れに慣れている人が多いと思いますが、お餞別となるとやはり和風の小物を選びませんか?
ベースの家具店「ホームアクセント」に置いてあるような趣味の悪い和のインテリアや小物(だけどあれこそがアメリカ人にとってのJapanなのでしょう)じゃなくて、もうちょっと奥ゆかしさみたいな和が感じられる小物を求めて行った置地廣場で、濱文様というメーカーの捺染の手拭い本を買いました。

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<置地廣場 ショッパーズプラザ横須賀店>
このお店には欲しいものがなくても立ち寄ってしまいます。


手拭いのコーナー。

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私はこのコーナーで長い間取り扱われている株式会社かまわんの手拭いが好きなのですが、今回は株式会社ケイスのブランド「濱文様」の手拭い本を買いました。

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これが捺染の手ぬぐい本。横が仮縫い程度にさっと縫われて本になっています。

「日本のこと」の他にも富士山シリーズ、日本の城シリーズがありました。

 手ぬぐい本の楽しみ方は主に以下の三通りです。

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1.めくって読んでみた

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開いてみるとバカうけするようなことが書いてあるとか、そういうアイテムではありません。っていうか面白さを求めるものではないのでしょうね。眺めて楽しむもの!

2.ほどいて広げてみた

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絵の代わりに壁に飾ってもよさそう。

3.使ってみた

やはり横長ですから、風呂敷とは違い何かを包むのに使うには不向きでした。家の掃除をする時に頭にかぶるのにちょうどよかったです。夫に「最初見た時誰だかわからなかった」と言われました。ばば臭かったかなぁ。

英語の説明書もついてくる

(購入時に店頭でお願いすると商品に添えてもらえます)

Tenugui

Tenugui was originally a cotton cloth for practical use, such as to wipe ones hands or use in the kitchen or bathroom. In the showy merchant culture of the Edo era, unique patterns were enjoyed as fashionable items, and tenugui developed from practical use to a cultural item that conveys the heart of Japanese mind.
(商品についてきた説明書の一部を引用)

というわけで手ぬぐいはかさばらないからお餞別におすすめです。

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置地廣場店舗一覧


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 カラオケで歌うと盛り上がるBoys bandの曲はこれ

アメリカ人とカラオケで盛り上がるために知っておきたいこと - Inside the gateという記事の最後に出した「アメリカ人男性達はこれが流れると"It's so gay."といいつつ歌ってしまう曲は何でしょう?」というクイズの正解はこちらです。

私がAクラの(カラオケもできる)バーで飲んでいた時、白人男性(20代半ばくらい)が「じゃあ今日はここらへんで」と言って一旦帰っていったのですが、すぐさますっ飛んでバーに戻ってきました。
「帰りにトイレに寄ったらこの曲がバーから聞こえてきたから戻ってきちゃったよ!超懐かしいな!」

男性に押しつけたり皆で歌って楽しむこともできる

実はこの曲を予約したのは私でした。自分で歌うためではなく、男性客に歌わせるために予約したのです。そしてこの曲のイントロが流れ始めたら"This is for you."と言ってマイクを渡して押し付ける(笑)。

Backstreet Boys concert

こういう風に誰でも知っている歌ってやっぱり便利ですよね。マイクは2本しかなくても、みんなで歌える。こういうちょっと女々しい感じのBoys bandの曲を敬遠しそうな黒人男性達も「なんだおい懐かしいな」という感じで一緒に歌っていました。ちなみにBoys bandはアメリカ人男性から見たらIt's so gay.な対象です。

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いきなり「どうぞ」と押し付けずにバー全体の空気を読み取ってからすすめてみよう

このように「ああ懐かしいねこの曲」と皆が口ずさめる曲は、他の人達が歌うのを何度か聴いてからじゃないと判断できません。人種や年代にばらつきがなければ好みも単一になりがちですから簡単にわかりますが、ばらつきがあるとちょっと難しいですね。
だけど空気なんて読まずにサブちゃんとか歌っちゃうのもありだと思いますよ(笑)。

カラオケの映像に本人が出演している場合、そのインパクトを利用するのもいいですね。こんな曲なんていかがかしら。

youtu.be

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【アドセンス】クリック数が急に減ったのでこんな広告をブロックしてみました

ブログをやっていない人やブログのマネタイズに興味のない人にはまったく関係のない記事です。
先々週あたりからアドセンスのクリック数と収益が減少して私のテンションも落ち気味でした。なぜなのだろうと減少の理由を考えてみたのですが、当ブログをPCで表示した場合に掲載される広告がその理由であるということがわかりました。

頻繁に掲載されていたのはこんな広告

私のPCから閲覧した場合だけかもしれませんが、Microsoft Azureの広告がしつこく表示されました。それはもう嫌がらせのようなレベルのしつこさでした。

  • 検索エンジンから来訪する新規の訪問者
  • リピーター

上記のどちらも興味を持たないであろう広告です。そこでMicrosoft Azureの広告が表示されないようにブロックしました。すると今度はMicrosoft社の別の商品の広告がしつこく表示されるようになったのです。これらの広告が表示され続ける限り、このブログとの親和性のある広告=訪問者の購買意欲に火をつけるようなジャンルの広告や、思わずクリックして続きが見たくなるようなジャンルの広告が表示されなくなってしまいます。そこでこの別商品の広告もブロックしたところ、その翌々日あたりからクリック数がもとに戻りました。

 

私がブロックしているアドセンスの広告のカテゴリーと商品

  • Renta!などの電子コミック系(プレビューを見ているだけで気持ち悪くなるから)
  • Amazon(ウェブ上のあちこちに表示されているため、自分のブログにまで表示させたくない)
  • 楽天(上記と同じ理由)
  • Brooksの抹茶&檸檬(上記と同じ理由。Amazonと楽天よりもうざい。「本当にそんなに美味しかったら売れているはずだから、そこまで必死に広告を掲載しないでしょう?」と言いたくなるレベルで必死)
  • Facebook(説明の余地なし)

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これらの広告をブロックすることによって、このブログの内容にあっている広告や、訪問者のブラウジング履歴に関連した広告が表示される回数が増えるというわけです。

参考にしたサイト

sharp78.com

「広告がブログの内容にあっているかどうかとか、訪問者が興味のあるカテゴリーかとか関係ない。広告は一切表示しないでください」という方も大勢いらっしゃると思いますが、アドセンスというスポンサーがいるから運営していける=あなたがこのブログを読み続けることができるのです。ご理解くださいませ。


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