Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

男は顔です



悪役商会がメキシコ系に門戸を開いたらまずこの人を最初にスカウトするんじゃないかな、と思うのがDanny Trejo(ダニー・トレホ)という俳優。

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サンディエゴのBarrio Loganとか、テキサス州のEl Paso・・・じゃなくてもっと治安の悪いところに住んでいそうな、「悪そうな奴はだいたい友達」どころでは済まなさそうな方です。
彼が出演作品で見せる悪人顔の凄みは「デスパレートな妻たち」にちょい役で出演したのを見てからずっと気になっていて、ウィキペディア大先生に聞いてみました。するとやはり若い頃はギャングだったようで妙に納得してしましたよ。
麻薬に手を出し、犯罪にも手を染めて刑務所に入ったこともあるそうで、そして今はこうして悪役として引っ張りだこなわけですから、点と点がつながって線になったという言い方もできますし、ワルとしてのキャリアを着実に歩んできた方ともいえます。
トレホ氏のように生き様が刻まれたような顔って素敵ですよ。 もちろんハンサムな俳優も見ていて幸せな気持ちになりますが、トレホ氏のように悪人顔というニッチな市場で常に需要があるというのもいいじゃないですか。

Danny Trejo 出演作一覧(英語)

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ネイティブスピーカーが思わず撮影したくなる英語表記(3)

日本人が何の抵抗もなしに使っている横文字でも、ネイティブスピーカーが見たら「こんな言葉が堂々と使われているのか」と驚くケースをご紹介します。

1.Big daddy (ビッグダディ)

意味ですか?だいたい想像つくでしょ(笑)。

だからこのビッグダディも「big daddyだから子だくさんなのかぁ」と変に納得されるかもしれません。

同じダディつながりでhung daddyも気をつけてね。「さすがにhung daddyは日本人は使わないでしょう」って思った人もいるでしょう。だけど日本人は意味がわからなくても語感がよかったりすればすぐに使いますから、うっかり使う可能性大です。

2.uni-ball

ballは睾丸という意味のスラングです。日本語でも金玉といいますから同じようなものですね。


日本人にはおなじみのuni-ballのボールペンですが、これは英語で一玉を意味します。病気等で精巣を一つ失った状態。眉毛がつながって一本になっている状態=unibrowなんかも耳にしますよね。

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3.Nippon Rent-A-Car(ニッポンレンタカー)

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Nipponは英語のスラングでhard nipplesを意味します。多くのアメリカ人が横須賀基地への通勤途中に16号線沿いでニッポンレンタカーの店舗を目にしますが、最初は皆驚くそうです。

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黒歴史(2)滞在時間1分 伝説のVietti 

bar-hoppingしていた、若い頃の話です。(bar-hoppingはしていたけどbed-hoppingしていたわけじゃありませんよ!)
一緒に飲み歩いていた白人の女の子がこういいました。

「ねえ、今日は私達が入ってみたいと思うバーじゃなくて、1枚目にもらったフライヤーのお店に入ってみることにしない?自分達の興味や好みとは関係なしに、ランダムに入ってみたら面白いところだったっていう発見があるかもしれないでしょう?」
いい考えだなぁと思ったので、通りを歩くことにしました。三歩歩けばナイジェリア人の客引きにあたるその通りを歩くと、やはり5分も経たないうちにフライヤーを手渡されました。それが私達とViettiの出会いでした。

Roppongi

無事に帰れる気がしないのでさっさと出たVietti

その客引きに連れられて雑居ビルまで歩いていき、Viettiの店内の様子を見た瞬間に「ランダムな選択」のリスクを知りました。
黒人男性と日本人女性しかおらず、黒人男性は強いアクセントのある英語を話す人達ばかりでした。黒人男性の膝の上に座る日本人女性達は素顔の想像がまるでつかないケバい人達・・・。本能的に無事にこの店を出られる気がしなかった私達は顔を見合わせました。すると黒人男性が近寄ってきて私の腰に手を回しました。
この瞬間私達は「出よう」と決めました。「腰に手を回されても黙っているから日本人女性はばかにされるんだよ」と思われた方もいるでしょう。だけどもしもあそこで私が「触らないでよ!」とキレていたとすると、触ってきた黒人男性にしてみれば「Viettiがどんなところかわかってきてるくせに触らないで!はないだろう」と腹が立ったと思います。
ただ私達はViettiがどんなお店かなんて知らなかったのです。そこが黒人男性とぶらぱん様御用達のバーであるとわかったのは、それから数年後のことでした(当時はまだ検索エンジンが一般的ではなかったため)。

"We will never fit in there and we don't need to."

Viettiを出て次のお店を探しながら街を歩いていると、友人がこういいました。
"We will never fit in there and we don't need to."

「私達はあそこに溶け込むことは決してないだろうし、その必要もない」

彼女のいう通りでした。需要と供給が一致している空間に、おのぼりさんみたいにのこのこ入っていったとしましょう(まさに私達のことです)。そこに存在する不文律をすぐに感じ取れたのならば、おとなしく立ち去るべきなのです。ただ今の私が同じ目にあったら、多分そこに留まると思います。ブログのネタのために。

当時のViettiの様子が詳しく書かれている記事を発見しました。Sakura様という方が書かれています。

ameblo.jp

番外編:ダークホース 印パ軍団

西寄りの中近東には美形が多い? - Inside the gateという記事でもちらっと書きましたが、当時の印パの男性は匂いが強烈でした。目を閉じていても彼らが近づいてきたらわかるくらい。

記事のテーマとは関係ありませんが、今日で2017年の半分が終わります。残りの半分も時々美味しいものを食べて、健康で笑って過ごせますように・・・・

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横須賀中央ふらつ記(19)雨の日の横須賀

横須賀は梅雨入りしなかったの?と思うほど雨の降らない2017年6月。その代りにむわっとした不快な空気がまとわりついてきます。

横須賀中央の三笠ビル商店街はアーケードがあるため雨天でも手ぶらで歩けます。

だけど・・・・

アーケードの下でも傘をさしっぱなしの人達

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アーケードがあるにもかかわらず傘を閉じる人が少ないのです。だから朝夕の通勤ラッシュ時間帯は、傘と傘がぶつかって歩きにくそうにしている人達がたくさんいます。そしてぶつかって互いにいらつくという悪循環。周囲に対する小さな気遣いができる人が一人でも多くいれば、もう少し気持ちの良い朝がすごせるのに。
だから私はこういうアーケードの下で傘を閉じない人を見ると、一を見て十を知ったような気分になります。閉じない人とは友達にはなれないだろうな。

雨の夜に出現した露出狂

ある雨の夜に友人と食事をし、一人で家路につきました。
大通りを歩いていると、交差点付近に自動販売機が見えたのですが、その自販機を通り過ぎて交差点を渡ろうとした瞬間、あるものが視界の隅に映りました。だけど私はそのまま交差点を渡りました。

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私が視界の隅でとらえたものは、自動販売機の陰にひっそりと立っている露出狂でした。交差点に停められていた車は"わ"ナンバーでした。おそらくこの露出狂が乗っていたものと思われます。私の想像ですが、この露出狂にとってこのシチュエーションこそが最大の快楽を得る方法だったのでしょう。

  • 不気味さが増す暗い雨の夜
  • 自販機の陰
  • 交差する道路は人通りが少ないためギャラリーは期待できないけれど、大通りを歩く人からは必ず見えるというこだわりのあるスポット

上記のどれか一つが欠けても、最高の快楽が得られないのです。それにしてもなんで露出狂って皆白くてなよなよしているお粗末なものをぶらさげているのでしょうか。雨の夜の闇に浮き上がる不気味な白さ・・・日に焼けた精悍な青年はまずこういうことをしませんよね。
だけど雨の日のこういう不気味さや独特の静けさ、匂いは結構好きです。毎日続いたら嫌だけど。

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はあちゅうの有料noteの内容はあんなに薄っぺらくてよいのか

有名ブロガー(プロブロガーとはもう呼ばないことにしました)はあちゅうの有料noteを買ってみました。欲求不満を解消するためです。

  • 読みたいブログがあまりない
  • 更新を楽しみにしているブログに限って更新頻度が少ない

「面白いものをただ(=ブログ)で読もうと思う私が図々しいのかなぁと思い、面白い文章を求めてはあちゅうの有料noteを購入したわけです。これらの欲求が満たされたのは、有料月刊マガジンを2,3本読んだあたりです。noteというものが新鮮だったからね。それ以降はもう冷めてしまいました。

 

有名ブロガーの有料noteはファンクラブ通信だと思った方がいい

作家を名乗るのであれば、文章に対するこだわりと誇りがあるのだろうと思っていましたが、内容ははっきりいって日記レベルでした。キレのある面白いショートエッセイを期待していた私はすぐに購読の自動継続を停止しましたが、別に面白い文章は求めておらず「はあちゅうが書く文章ならどんな文章でも読みたい!」というくらい熱烈なファンにしてみればお金を出して読む価値はあります。ファンクラブ通信みたいなものですね。

好きな有名人のプライベートの一コマならたとえ「今新宿でコーヒー飲んでます」みたいなくだらないことでもきらきらして見える・・・そういうものです。プライベートをお金に換えられる。
だけど私がはあちゅうさんの有料noteを読んで不思議に思ったことは、この人はプライベートを売れるほどすごい人なんだっけ?ということです。ブログで有名になった後は炎上商法で生き残っている人という印象しかありません。

有名ブロガーという職業は、文章を書いてお金をもらう仕事ではない

読者はnoteを読むために既にお金を払っているのに、そのnote内にすらアフィリエイトリンクが貼ってあることに失望しました。

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お金を払って文章を読んでくれている人を使ってさらに小銭を稼ごうという姿を見て、著者にとってのnoteは、珠玉の言葉を紡いで購読料の対価にふさわしい文章を提供するスペースではなく、アフィリエイト収入を分散させるためのツールの一つでしかないのだなと思いました。文章を書くプロというよりは、ある程度有名だからその名前が持つ影響力をうまく分散して使って稼ぐ人と言った方がいいです。
だからプロブロガーというよりは有名ブロガーと呼んだ方がいいと思いました。プロブロガーならもっと文章にこだわるはずだから。それに対し有名ブロガーが有料noteで書く内容は行単価に換算したらジンバブエドル表記にしたくなります。
はあちゅうさんやイケダハヤトさんは、ブログを書くことが職業というよりは、もうその人の名前そのものが職業なのだろうと思いました。「はあちゅう」という職業なのです。ウェブ芸人っていうの?一挙手一投足が注目されることにより広告収入を得るタイプ。昔は視点が面白いなぁと思っていたイケハヤさんですが、今はもう文章を書いてお金を稼ぐというよりは、すっかり仮想通貨に依存していらっしゃるようで、「ブログを書いて稼ぐ」ことは可能でも「稼ぎ続ける」ことがいかに難しいか皮肉にも証明してしまいました。

 

はあちゅうの有料noteを読んで学んだこと

一つ目は、フリーになるということは、相当の覚悟がないとできないということ。
営業も宣伝も自分でやらなくちゃいけない。どこにも属していないということは、会社からお給料が出るわけじゃないから自分からがつがつ稼がなくてはならないのです。だから内容の薄い有料noteにまでアフィリエイトリンクを仕掛ける=なりふり構ってはいられない

やはりフリーが稼ぎ続けるって大変なんだなぁと思いました。彼らのnote読者は、妄信してくれているコアなファンしか継続購読してくれないんじゃないかな。購読することで著者を応援し続けられるシステム。面白い文章を求めて購読した人はすぐに離れていくと思います。だって本当にnoteの内容が薄っぺらいんだもの。サガミオリジナル級の薄さ。
二つ目は、自分の直感を信じるべきだということ。

はあちゅうさんはトレンダーズという胡散臭い会社で働いていて、退職した後も当時社長だった経沢香保子さんと組んで会員制サロンを運営していました。キラキラしているお二人は、上昇志向だけは高い女性や迷える子羊をそれこそ誘蛾灯のようにおびき寄せて飯の種にしていたのです。
この時点で「経沢さんと組むような人だから、はあちゅうさんは野心が強くて胡散臭い人なのだろうな」とは思っていました。結局このサロンも想像はしていたとおり、完全にぼったくりだったそうです
そういうお金の稼ぎ方をする人を胡散臭いと感じた嗅覚は信じるべきでした。まあnoteなんてたった600円ですから、損をしたのがコーヒー一杯の値段で済んでよかったです♪
そして彼女の有料noteにお金を払うくらいなら、私の好きな紀行文を書くブロガーにお賽銭のように投じられたらいいのに。そうやって少額のスポンサーを集めてこのブロガーが旅に出られるよう出資をする。そしたらまた彼はそのお金で旅に出て、旅情あふれる紀行文を書いて楽しませてくれるはず>>ウォーキングと美味しいもの(更新を楽しみにしているブログです)



まだ「イケダハヤトさんやはあちゅうさんってすごいな」と純粋に思っていた頃に書いた記事↓

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黒歴史(1)六本木でラテン系のクラブをはしごしていた時代

日本のラテンダンスコミュニティの不思議なところ - Inside the gateという記事でこう書きました。

夫がトイレに行っている間に日本人男性が近づいてくると、飲み物を買いに行くふりをして立ち去るようにしています。なぜなら・・・・日本人男性とはあまりよい思い出がないのです。

今日はそのあまりよい思い出のない黒歴史について書きます。若い頃、六本木ではしごしていたのは以下の二カ所です。

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1.EL CAFE LATINO

ここで過ごした時間は黒歴史でもないと思います。当時の客層ですが、とにかく若くて、コロンビア人の可愛い女の子がかなりいました(性格はきつい子が多かった!)。2Fでちょっと飲んでから1Fのダンスフロアで踊っていました。ここはサルサやメレンゲだけでなくラテンポップも結構かかったため、ペアじゃなくても気楽に踊れたので、ガールズナイトの時はよく利用しましたよ。

問題は次です・・・。

2. Salsa Sudada

ここは排他的な空気があって、常連らしき真っ黒いおばさん達が陣取っているコーナーがあり、踊っている客を見ても明らかにレッスンを数年とっているような日本人の男女が多かったです。
おばさん達については以前ちらっと触れました>>小麦色の肌を20代であきらめてよかったなと改めて思う理由(1) - Inside the gate
このクラブは基本的に皆ペアになって踊っていました。知らない人とがんがん踊るのです。日本人のおじさん達の中には教祖様みたいな存在の人(=踊りのうまい人)がいて、その人に声をかけられて「断ってはいけない」という思い込みから踊りましたが、技みたいなのをかけてくるんですよね。それがわからなくて呼応できないと「踊っててもつまらない女だな」というリアクションをされることもありました。
あまり好きでもない人とはただでさえ踊りたくないってのに、なんであんたみたいな男にえらそうにされなきゃいけないの?と思った私は、「声をかけられたら踊らなくてはいけない」という思い込みから解かれて、見ていて一緒に踊ってみたい人とだけ踊るようになりました。

レッスンが新興宗教の集いみたいで怖い

私はこのSudadaというお店で、開店前に行われるサルサのレッスンを一時期とっていました。レッスンですから当然インストラクターがいますよね。サルサはペアダンスなので、インストラクターは見本を見せる時に皆の前で自分のパートナーを務めてくれる生徒が必要です。
そのパートナー役にはだいたいレッスン受講歴が長くて上手な生徒が選ばれるのですが、インストラクターが教祖様だとすると、このパートナー役の生徒は教団幹部として崇められるのです。レッスンが終わると幹部の周りに集まって「どうやったらそんな風に踊れるようになるんですかー?」と聞いてちやほやしなくてはいけない空気が流れます。ださい(笑)。こうして私はレッスンから心がすぐに離れてしまいました。でも無駄な投資だったとは思いません。なぜなら基礎がわかっているとやっぱり踊っていて美しく見えるから。女性は特に大切だなぁと思いました。でも当時のサルサのレッスンって本当に宗教っぽかった。総本山はOL Ryoko(当時。現在はRyoko)さんだったと思います。

外国人男性インストラクターは日本に寄生するヒモ

外国人男性インストラクターの周りには常に年増の日本人女性達がいました。皆さん上級クラスの生徒でしょう。そして私が驚いたのは、クラブでの支払い(ドリンクなど)はすべて彼女達がしていたということ。私が見たのはそれだけですが、おそらく普段から貢いでいるのでしょう。そして「私はインストラクターと一緒に時間を過ごせる側近」と満足していたでしょうから、おそらくwin-winの関係。ATMとしてだけでなく、トイレとしても利用されていたのではないかと思いますが、それですら彼女達にとっては幸せだったと私は想像しています。外国人男性インストラクターがすべてそうだとはいいませんが、やはり日本に寄生しているヒモみたいな人は多かったです。

番外編 

一度だけ行って二度と行かなかったバー Caribe

サルサバー カリベ(Caribe)【サルサダンスレッスン教室・初心者歓迎/東京・六本木】

ここは本当に上手な人しか踊っちゃいけない感じのする、敷居の高いお店でした。居心地が悪いのなんのって。インストラクター達が仕事帰りに立ち寄るお店なんだから当然ですよね。だからせっかく行ったのに全然踊らずに、プロ(インストラクター)達が踊るのを眺めていました。ショーを見ている気分になりました。


以上、今からもう15年も前のことですが、日本のラテンダンスのコミュニティから少しは宗教っぽさが消えたことを祈ります。


夏になると聴きたくなる・・・

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ


関連記事:黒歴史(2)滞在時間1分 伝説のVietti - Inside the gate

横須賀基地は「先に入った者勝ち」だとつくづく思う

 

「こんな人でも切られることなく、各種手当をもらって働き続けることができるのかぁ」

それが横須賀基地です。
その「こんな人」には地域手当も住宅手当も出ていますし、賞与も出ます。有休だって年間30日以上あります。
私が初めて衝撃を受けた時のお話をしましょう。
私に衝撃を与えたその人はMLC(IHA同様に正職員として働いていて各種手当がもらえる地位)で、ジャンキーなのか何か知りませんが歯並びが汚いとかもはやそういうレベルではありませんでした。接客業には就けないであろう歯並び(というか並ぶほど歯がない)で、そしてその人が近づいてくるだけで煙草臭くて、初めて会う私にも「ねえ、ライアンはぁ?」とタメ口でした(ライアンは私の当時の上司)。

仕事でライアンに用事があったようなのですが、いったいどこのコマンドがこんな人を雇い続けているのだろうと不思議に思いました。この人もおそらく大昔、まだ楽々入れる頃に横須賀基地に入った人なのでしょう。今面接を受けても絶対に通ると思えません。強力なコネがない限り。
歯並びがぼろぼろで息が臭くても人を不快にするあらゆる要素がインストールされているような人でも、問題を起こさない限り働き続けることができる。それが横須賀基地の従業員。防衛省に守られているって素晴らしいですね。

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HPT(時給制臨時従業員)とIHA(正職員)の違いもわからずに、とりあえずベースで働き始めてあとから自分がHPTだと知った人は、ふがいない思いをしたことがあるでしょう。IHAと同じくらいあるいはそれ以上に働いているのに、収入をはじめとする待遇面での大きな差・・・


関連記事:米軍基地の正職員は安定しているのか(常用と時給制の違い) - Inside the gate


勤続年数の長いIHAの中には、ベテランと呼べるものとは程遠く、むしろうまくさぼって周囲にばれないように自分がやりたくないことはHPTにやらせているIHAもいました。
簡単にベースで仕事が見つけられた時代に滑り込み、味をしめて弛緩しきっているのでしょう。もしあなたが今こういうIHAの尻ぬぐいばかりさせられているHPTだったら、どうしますか?

あなたがとろうとしている行動

  1. 試しにキレてみる
  2. IHAに空きが出るまでの辛抱。ひたすら耐える!
  3. 上司に相談する

それに対する私のアドバイス

  1. 試しにキレてみる→キレてみてもいいけど、キレることによって自分が得をする状況でキレた方がいいです。間違えても怠け者のIHAが見ようによっては被害者に見えるようなキレ方をしないこと。ほんの一時の感情を抑えられなかったばかりに、あなたが悪者に見えてキレ損です。
  2. IHAに空きが出るまでの辛抱。ひたすら耐える!→耐えるべき時とそうでない時をはっきりと自分で線引きした方がよいです。ゆくゆくはIHAになりたいからといって、なんでもかんでもはいはい引き受けていると、足元を見られます。そういうIHAっていますから・・・。
    従業員として信頼され、仕事ぶりを評価され、貸しを作っておくことは大切です。だけどどんなことにもひたすら耐える必要なんてありません。だからといって「私はその仕事はやりませんよ」とは言いにくいと思うので、うまく聴こえなかったふりをしてその場をささぁっと立ち去るなど、自分の身を守りましょう。
  3. 上司に相談する→順番を間違えないようにしましょう。まずは自分のセクションのスーパーバイザーに相談します。そこからさらに上にエスカレーションするかどうかは、スーパーバイザーの判断にゆだねます。間違えても熱くなりすぎて最初から施設のトップに相談しない方がよいです。chain of command=指揮系統は守りましょう!
    スーパーバイザーが頼りにならないのであれば、もうしようがないのでトップに相談してもよいと思います。ただしその施設内の人間関係が歪んでいて、スーパーバイザーあるいはトップと問題のIHAがずぶずぶの関係だった場合、あなたの立場が悪くなるのでそこらへんはよく調べておきましょう。
    HROですか?あそこは一人が声を上げても対応してくれないと聞いたことがあります。複数名で連名で嘆願書を出すとか、そういう風にしないと動いてくれないとか・・・噂の範囲を出ない話ですけどね。


私が働いていた施設では、尻拭いさせているHPTに向かって平気で「ボーナス出たら飲みに連れて行くね♪」というIHAがいましたが、HPTの職員は冗談交じりで笑いながら、はっきりとこう言ったそうです。
「飲みに連れて行ってもらえなくてもいいので、その分お金をいただけたら嬉しいです♪」

よく言った!(爆)

Sunset High Five

お酒は好きな人と飲みに行きたいでしょう。そして楽しく飲む。そういう風に飲んだお酒は明日への活力になるけど、怠け者でしかも自分よりもたくさんお給料をもらっている人に誘われて、つきあいでしようがなく飲むお酒はエネルギーをよくない形で消耗するだけです。それならその分お金をもらって好きなものを好きな人と飲んだり食べたりした方がいい!

 

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