Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

日本のラテンダンスコミュニティの不思議なところ

横須賀基地のメインゲートを出てすぐのAクラでは、毎週木曜日がラテンナイトです。クラブ全体がラテンナイトになるんじゃなくて、1Fのダンスフロアだけです。
で、そのラテンナイトの広告がこれなんだけど・・・・

f:id:usmilitarybase:20170620005543j:plain

誇大広告にもほどがあるぞーーーーー!!!!!!

いいですか?Aクラのラテンナイトにはこんな美女も美男もいませんからね!それにいたとしても、その人達同士がカップル、あるいは友人同士だから、あなたは一緒に踊れるチャンスはありません。
そう、そこが日本のラテンダンス愛好者達との違いなのです。

カップルや友達同士でふらっと来てテレテレ踊るヒスパニック系。同性同士でやってきて見知らぬ人とでもどんどん踊る日本人

私はラテンナイトを楽しむ時は夫と一緒ですから、踊る相手は常に夫です。ヒスパニック系のカップルを見ていてもそのカップルで踊っています。時々声をかけられますが、アメリカ人男性の場合私には直接声をかけてくることはなく「あなたの奥さんと一曲だけ踊ってもいいかな?」という風に夫に聞いてきます。
夫がトイレに行っている間に日本人男性が近づいてくると、飲み物を買いに行くふりをして立ち去るようにしています。なぜなら・・・・日本人男性とはあまりよい思い出がないのです。

日本人の男女はとにかく色々な人と踊りますよね。

レッスンで習った技を試したいとか、多くの男性に踊ろうと誘われてセクシーな気分になりたいとか。だけど私はそれが苦手なのです。好きな男性や、好みのタイプの男性ならよいのですが、不特定多数の、息も合わない、別に好みでもない男性となぜ踊らなくちゃいけないんだろうって思うんですよ。中にはキメのポーズまでとっている人もいて、競技会ですか?ってつっこみたくなります。その脇でヒスパニック系がテレテレ踊っているんだけど、空母が出ちゃってるから今は日本人客とアメリカ人客(主にヒスパニック系)の比率は半々くらいです(その週によって違います)。

レッスンを取っていた頃の悪夢が蘇ってきました。人生の汚点とまではいいませんが、私の黒歴史についてはまた後日書きたいと思います。

外部関連記事  dia felizさんという方が書かれているブログの記事 (テーマが狭くて深いから、中南米の文化に興味がある人は、どんどん引き込まれるブログです)

diafeliz.blog79.fc2.com

関連記事

ベース内で異動して感じたこと(接客業→事務職) (2)

ベース内で異動して感じたこと(接客業→事務職) - Inside the gateという記事の続きです。

事務職になって感じたことの一つにこんなことを挙げました。

フィリピン人がほとんど出入りしないオフィスだったため、タガログ語が聴こえてくることが激減した。その代りにネイティブスピーカーの英語が聴こえる時間が増えてちょっと米軍基地らしくなった(接客業に就いていた施設はフィリピン軍の基地のように感じることが多かった)。横須賀基地にもこんな聖域があるのかぁと思った。

 

フィリピーナとの共存(彼女らに媚びるあるいは迎合する必要皆無)

タガログ語が聴こえてくることが激減しただけでなく、接客よりも自分の食事を優先する従業員の姿を目にすることがなくなり、うまく言い表せないのですが、civilized environmentに戻ってきたという感覚を持ちました。
接客業に就いていた施設では、フィリピン人女性従業員達が店頭で大声で責任のなすりつけあいをしたり、お客さんが来店しても堂々と食べている姿に、最初は慣れなかったのです(そして慣れたくなかったです)。
匂いのきついものも平気で食べるし、お客様そっちのけで分け合う。よく発展途上国という言葉を使うのは、経済的に発展途上にあるというだけで、文化的には豊かな国を見下しているようで不適切だという人がいますが、そういう人達はおそらく発展途上国の人々と働いたことがないのだと思います。私は彼女達と働いてみて、改めて日本は先進国だと思ったし、フィリピンは発展しないだろうなと思いました。

フィリピン人のおすそ分けの習慣とは?

職場でZiplockを取り出して、そこに入っているフィリピンのお惣菜を、まるでそこが休憩室であるかのように、客の前でも堂々と取り分けて大きな声でタガログ語でわーわー言い合いながら食べる姿。
自国、あるいは日本国内でもフィリピン料理のお店でやる分には問題ないけど(そういうおおらかさも売り物の一つだろうから)、在日米軍基地でもやるの?って問いかけたくなることがしょっちゅうでした。おすそわけをもらってもお客様から見えないところに隠れて食べている私を見て、おそらくあとからこそこそ「一人だけ気取っちゃってさ」と叩いていたことでしょう。
同じフィリピン人でも男性達はここらへんの線引きがきちんとしていて、声の大きさも抑えめだし、客そっちのけで食べ始めたりしないけど、対するフィリピン人女性は仕事をすることよりもフィリピン人同士で仲良くすることが大切で、声もとても大きかったです。日本人女性の団体のうるささとはまた違った感じで耳障りでした。でも昔働いていた日系企業の陰湿なOL達よりは彼女達の方がつきあいやすかったです。
先日書いた記事のコメント欄でf**kingcoooool様もおっしゃっていますが「P国(フィリピン)の人だから」と思うと、楽なんですよ。自分達の文化とは異なるそれが背景にある人達にいちいちイライラしてもしようがないのです。
ただ彼女達の文化を尊重はするけれど、それと仕事はまた別の話です。自分まで彼女達と一緒になって、仕事中に客の前でもりもり食べて、歯にモロヘイヤが挟まったままHello.と挨拶する必要はありません。

f:id:usmilitarybase:20170618182049j:plain

フィリピーナ達との棲み分け 公用語が英語の世界

この施設から他のコマンドの事務職に異動してまず感じたのが、軽い。なんかね、錘をはずして仕事をしている感じ。

Angel

静かで食べ物の匂いがしないオフィスでは、公用語が英語。昔の職場では、日本語も英語もあまりできないフィリピーナが2人いて、当然仕事でミスることも多かったのですが、彼女達の尻ぬぐいをさせられなくても済むようになり、なんでもっと早く異動しなかったのだろうとも思いました。こういうフィリピン人達が福利厚生がちゃんとある正職員になって、ボーナスもちゃんともらえているのに、多くの日本人が時給制従業員として働かされているのを見ていると、複雑な気持ちになったものです。
きっとフィリピーナ達も私がいなくなって清々していたと思います。自分達だけで仲良くできるし、その分お互いの足の引っ張り合い、潰し合いもすごかったと思うけど、日本人従業員という中和剤みたいなものがいなくなって身内の毒にやられても、彼女達らしくてそれでよいのです。日本人女性とはまた違った面倒くささ。そこで勝手にやり続けてください。うまく棲み分けましょう♪と思いました。
オフィスで働き始めてもやはり面倒なことはありましたが、フィリピーナ達が好きなくだらなくて感情的なお昼のメロドラ風ではなく、少なくとも仕事に関するややこしいことでした。成熟した大人達と働くということがこんなにも素晴らしいことなのだ、ということを忘れかけていました。
事務職最高(ただし日本人村は除く)。


関連記事

この話を聞いたらマックシェイクがオーダーしにくくなった

アメリカ人の友人から聞いた話です。

アメリカのマクドナルドではマックフルーリーが一次販売休止になりました。その理由は「店員が面倒くさがって作りたがらず、『アイスクリームマシンが故障中のため・・・』と嘘をついてまで逃げきっているらしい。そこまで負担が大きいのならもう販売を止めよう」ということだったそうです。

Mc Flurry Strawberry & Oleo

そこでアメリカのマックのアイスクリームマシンのことを調べてみると、わかりやすいコラムを発見しました。

www.seventeen.com

 

アイスクリームマシンはメンテナンスが大変

  • 洗浄に時間がかかる
  • 洗浄の仕方を知っている従業員はたいてい9時ー17時勤務のため、それ以外の時間にマックフルーリーやスパイスパンプキンラテをオーダーされても「アイスクリームマシン故障中」と嘘をついてでも切り抜けたい(一度使ったら洗浄しなくてはいけないため)

そんなことをしていてマネジャーは店員を注意、指導しないの?と聞いたところ「真剣に対応なんてしないと思うよ。マックなんてシェイク売らなくたって信じられないくらい儲けてるんだから」だそうです。

日本のマクドナルドと同じ対応を求めてはいけない

アメリカ人が来日して驚くのが、日本のマックの店員さん達の接客の素晴らしさ。不快な思いをさせられることなんてまずありませんが、対するアメリカではマクドナルドだけではなくファストフードレストランといえば高校生のアルバイト先と決まっています。彼らにしてみればそこで働くことはcareerではなくjobでしかないわけで、「もらっている賃金の分だけ働いて帰ろう」と思ってくれればまだよい方で、多くの若い従業員は「なるべく楽をしてお給料をもらおう」と思っていても不思議ではありません。ですからマックフルーリーをオーダーしても「アイスクリームマシンがダウンしていてーてへっ」と断られる確率が高くてもしようがないのです。

チェーン店の店員の苦労

このコラムを読んだら、マックシェイクがオーダーしにくくなりました。マックだけではありません。他のチェーン店でも色々大変なことがあるんだろうなと想像してしまいましたよ。例えばすき家の店員さん達を地獄に陥れた鍋定食など。私達の「美味しい」は彼らの犠牲の上に成り立っているのです。他にももしもオーダーしたら「えー?!この時間にそれ作れっていうの?死ねや!」ってキッチンで言われそうなものとか、あると思うんですね。

「シェイク?!アイスクリームを取りに行かなくちゃいけないしブレンダーの使い方もよくわからないし、あのわけのわからないボタンを押すのも大変だからコークでいいでしょ?」と言って勝手にコークを売りつける店員w

www.youtube.com

久しぶりにカミサリーに行って買ってよかったものなど

久しぶりにカミサリーに行きました。そして買ったのがWhite Castleのチーズバーガー。スライダーと呼ばれるミニサイズなので、小腹が空いた時にちょうどいい。

f:id:usmilitarybase:20170613004305j:plain

こんな風にスライダーx2コで1パックで電子レンジで温めればすぐに食べられます。そのままよりもケチャップをつけた方が美味しいです。
注意:玉ねぎ入ってます

f:id:usmilitarybase:20170613004306j:plain

何がいいかっていうと、サイズも食べやすくていいんだけど、味が素朴!ひと箱16個入りですが、あっという間になくなりそうです。

ホワイト・キャッスル (ファストフード) - Wikipedia

これもおすすめ!ご飯のおかずとしても、おつまみにもなるロンガニサ

f:id:usmilitarybase:20161226143917j:plain

さっと蒸し焼きにしてトマトと一緒に食べるとさっぱりとしていて美味しいです。活用方法は以下の記事で紹介しています。

insidethegate.hatenablog.com

話は変わって、この日買い物に行く前にアメリカ人の知り合い達と食事をしたのですが、彼らが「横須賀基地にオープンしたら絶対に成功するファストフード店」について話していました。そして満場一致で選ばれたのがC......でした。もうそこにいた皆が「絶対儲かるよな」と言っていました。どのファストフードチェーンかわかります?私、一度も行ったことないんですよね。次回渡米したら行きたいです。私はIn-N-Out Burgerに入ってきてほしい~。

本当に自分が書きたいことは心から消えない、心の奥底に埋もれない 

心という名のハードディスクに内蔵されたメモリは最強です。

「あ、時間がある時にこんなことについて記事を書きたいな」と思ったことはネタ帳という記事にとりあえずドラフトを書きます。ドラフトといっても1,2行程度でいいのです。

【ネタ帳について書いた記事】

insidethegate.hatenablog.com

実はこのネタ帳よりもあてになるのが自分のだということに気がつきました。

Heart

「これを書きたい!」と強く思っていることって、ネタ帳を開かなくても、PCに向かうたびにちゃんと思い出せるのです。しかも思い出そうと頑張らなくてもふと思い浮かぶ。それがPCに向かい始めて数分後なのか、それとも1時間後かはその時によって違いますが、「このことについて書こう!」と思ったその時にすぐ書けなくても、3日後あるいは1週間後に必ずぱっと浮かんできます。
どんなに心の奥底に押しやっても、せりあがってくる。
まるで人間関係と同じですよね。いつも心のどこかで気にかけている人がいるとします。しょっちゅう会えなくても、あちらが私の人生の中に自分の居場所を作ろうとしなくても、ふとした時に自然と思い出す。
年賀状のやりとり、誕生日のメッセージ、こういうものがなくても、ずっとずっと気になる人。SNSで手軽に色んな人とつながれるようになったけど、そういうものを超越した人っていると思います。
自分が好きなもの/人って、そういうものなんじゃないかなぁ。だからネタ帳に頼らなくても覚えていられる。覚えていられなくなる日も来るのでしょうね。それが老いるということの一部ですから。

関連記事

insidethegate.hatenablog.com


「白人のお尻は平たい」というイメージを払拭したRachel Bushと、規格外のヒップを持つJennifer Lawrence

白人のお尻と言えば、その平たさからパンケーキに例えられるほど。大きくても垂れていて四角くなっちゃって、丸くて大きなヒップの白人ってあまりいません。だけどそのイメージを払拭したのがインスタグラムで有名になったモデル・Rachel Bush
当ブログはアドセンスを導入しているため、彼女のお尻の画像は貼れませんが、彼女のインスタグラムを貼っておきますからそこから見てみてね。

お尻で有名になったRachel。だけどbutter faceじゃない

Rachelはインスタグラムに自分のセクシーな体を撮影した画像を惜しげもなく投稿してあっという間に話題になった人です。特にヒップの美しさで話題になりましたが、Nicki Minajみたいに胸もお尻も大きいけど、顔がちょっと・・・・というbutter faceとは違います。ミスUSAのファイナリストに残ったこともある美貌の持ち主。そりゃSNSで話題にもなるわけです。

butter faceの一例

youtu.be

三人のうち一人は美人ですが、残りの二人は胸は大きいんだけど顔が一人は馬面でもう一人はしゃくれ。まさにbutter faceです。

LeBronもflirtしたがるほど!

そしてNBAの一流プレーヤーであるJames LeBronからインスタグラム経由で送られてきたメッセージを、ツイッターで見せびらかしてしまうしたたかな女性。LeBron夫妻を修羅場に陥れることなどなんてことないのでしょう。
SNSで有名になったとはいえ、ショービズ界なんてどんなに美しくてもすぐに忘れ去られる運命です。ですから常に話題づくりに精を出さなくてはいけないわけですが、そのためには有名人を踏み台にすることなどなんとも思わないたくましさが素敵。

hollywoodlife.com

続きまして、私がショックを受けたお尻はJennifer Lawrence!!!!!

縦に長い台形ヒップが揺れるシーン

「ハンガーゲーム」という映画を見ていて、ジェニファーが走るシーンを見た時、それはある意味とてもjaw-droppingなお尻だと思いました。

f:id:usmilitarybase:20170612040052j:plain

この画像だとその衝撃が伝わりにくいので、興味がある方は映画を見てみてね。とにかくあの揺れる縦長の台形のお尻を見た時、こういうお尻でも映画に出られるのか!とハリウッドの意外な寛容さに驚きました。釣鐘型っていうの?ただの垂れ尻じゃなくて、戦う垂れ尻っていう感じ。

関連記事

国際結婚は「ダーリンは外国人」のように喜劇の連続ではない(2)

先日日本人男性ウケを狙うのをやめたら楽だし幸せになった - Inside the gateという記事を書きました。もしや「じゃあ私もアメリカ人にターゲットを絞ればよいのか!」と短絡的に思われる方もいるかもしれないため、補足記事を投稿します。

アメリカで暮らしていくうえで求められる自立心や自主性

1歳児のバースデーパーティーを例にとってみましょう。

Kyra's 1st Birthday-3

アメリカでは子供のバースデーパーティーを盛大にやるファミリーが多いです。私の友人も皆子供達が1歳のバースデーパーティーから大勢招待していました。大勢の大人が来たところで1歳児の主役は誰が誰なのかもよくわからない状態ですが、それでよいのです。そういうものだから。
こういった家族のイベントを仕切ることができるだけの自立心や自主性がなく「ねえ、ダーリーーーーン」とすべてダーリンまかせ・・・・収入もなく、かといって家庭生活をプロデュースすることも、守ることもできず、夫に守ってもらうことばかり考えている女性は、男性にとって大きな負担となります。

普段からアンテナの感度をよくしておこう

このようにイベントである程度の数の客をさっと集められるのは、普段の積み重ねが大事。キャバ嬢を例にしてみるとわかりやすいです。普段からちゃんと努力して売れている子は、誕生日パーティーにも大勢来てくれて稼げますよね。
逆に普段な~んもしないキャバ嬢が誕生日が近くなって尻に火がついて、ようやく営業電話や営業メールしたところでお客は来てくれません。普段からネットワーキングみたいなものはしておいた方がよいでしょう。これはアメリカだけでなく海外に暮らしていくなら同じことがいえます。
そして他の子達のバースデイパーティーのお手伝いをするのもよいと思います。英語に自信がなくても、手を動かすことで役に立てるしアイデアも参考にできます。

childhood101.com

「こんなことをやったら招待客に喜んでもらえるかな」というものをとらえるアンテナの感度をよくしておくと、本番が近づいた時に焦らないと思いますよ。
バースデーパーティーを例にとって説明しましたが、それはほんの一例です。夫にべったり寄りかかるのではなく、自分の足で立ち、一住民として暮らす。観光客ではないのですから。
カルロス・ゴーン氏の元夫人リタさんは、夫の転勤に伴いアメリカで暮らした時(確かバイブルベルトのどこかだったと思います)、ブリッジを楽しむ集いに顔を出してコミュニティに溶け込むようにしていたそうです。

教育に対する夫人のこだわりはすごい。それもそのはずです。内戦や他国からの侵略で何度と戦火に巻き込まれてきた祖国レバノンでは、戦争でも奪われない財産といえば教育・教養なのですから。


関連記事