Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

はてなブログ間の引っ越しはFC2に比べると大変でした


ツイッターをフォローされている方は「あれ・・・?」と気づかれた方もいらっしゃるでしょう。
当ブログの一部を引っ越ししました。フィリピン関連のネタをスピンオフさせたんですよ。というわけで今後はフィリピン関連記事は以下に投稿します。

横須賀基地の裏番長 フィリピーノ・マフィア

 

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あ、間違えた。この人じゃなくて・・・

これ。

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横須賀基地に長く勤務する人ならこのフィリピーノ・マフィアという呼称は何度もきいたことがあるでしょう・・・。米軍なのか比軍なのかもうわからない・・・。米軍で勢力を拡大し続けるフィリピン系アメリカ人達のことです。

「ブラジル男・・・・」ブログを復活させようかと検討中 - Inside the gate

と以前書きました。楽しみに待ってくれている方がいらっしゃったら申し訳ありません。だけどこれはネタがすぐに尽きそうなので、復活は白紙になりそうですが、こちらのブログで時々お尻ネタを書いて行こうと思います。
もう一つスピンオフさせたいなと思っているのが、子供英会話スクール関連。近々これに関しても新ブログを立ち上げて移植予定です。

FC2に比べると引っ越しが大変な理由

エクスポート→インポートだけでいいんじゃないの?だったら楽でしょうと思われがちですが、FC2ブログに比べると大変でした。FC2だとエクスポートしたい記事が

  1. カテゴリ別
  2. 年月別

に選べるのです(現在はどうかわかりません)。だから今回の私のように、このカテゴリーだけ独立させたいと思う人間にはとっても便利で助かったのです。FC2はグレーな存在だけど、ユーザーの気持ちを考えた、痒い所に手が届くサービスを結構提供してくれているのだなぁと改めて気づきました。
でもグレーなだけに、いつブログサービスが何の予告もなく終了するかというリスクを考えるとはてなで運営したいのです。そういうわけで全記事移植(号泣)。今回の引っ越しはこういう手順になりました。

関連記事のリンクはり替え。誰かを雇いたくなった

  1. ひとまず全記事を移植(当ブログからエクスポート→新ブログでインポート)
  2. 当ブログから引っ越しさせた記事の関連カテゴリー削除(ブログのダイエット/リストラという感じでちょっと気分がすっきり♪)
  3. 引っ越し先で不要な記事を全削除(つらい・・・)
  4. 残った記事内に貼られている関連記事リンクを全部貼り替え!(もっとつらい・・・)

4.は誰かを雇いたくなりましたよ・・・。本当に地味な作業でした。ただ皆さんからいただいた貴重なコメントはちゃんと引き継がれていてよかったです!
子供英会話スクール関連の記事は数が少ないので、エクスポートはせずにコピペで引っ越しさせようと思います。その方が絶対に楽。

関連記事

フィリピン人のおばちゃんに勝てるのはこの人達しかいない

 

自己中心的
自分の過ちは認めない
年上であるというだけで敬われる存在

それがフィリピン人のおばちゃん達です。横須賀基地にいるフィリピン人のおばちゃん達は一部を除いて本当に面倒くさい存在ですが、彼女達を越える人達がいることを、先日知りました。それは・・・

韓国人のおばちゃん達。

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ヨンサン基地のカフェテリア 店員が怖くて買い物ができない(笑)

在韓米陸軍のヨンサン基地で働いていたことがあるアメリカ人に聞いた話です。
ある施設にカフェテリアがありました。ファストフードやフレッシュコーヒーが販売されていて、併設されているゲームルームでスロットを楽しむ客も大勢いたそうです。
スロットを楽しむ客はたいてい常連で、半ばギャンブル中毒ですから、当然滞在時間も長いため、小腹が空いてきますよね。だけど隣のカフェテリアで食事をしようとする客はいないそうです。なぜなら店員の感じがすごく悪いから
嫌な思いをするとわかっていて、そこで買いたくないじゃないですか。

「多分彼女達はカスタマーサービスというものが何かわからないと思うし、興味もないのだと思う」

そういってアメリカ人男性は、彼女達の真似をして見せました。
仏頂面で腕を組んで仁王立ち(笑)。
これは年代や環境にもよるのでしょう。例えば同じ韓国でも、多くの日本人がお金を落としていく免税店の店員達の接客は丁寧ですし(ただし「見ているだけです」というと、金にならない客だと判断されるせいか、露骨に嫌な顔をされ、同僚とこちらを睨みながら韓国語で文句を言い続ける)、観光客だとわかればそれなりに親切にしてくれます。
だけどヨンサン基地のカフェテリアで働くおばちゃん達はすごいそうです。
"Hello. How can I help you?"じゃなくて、面倒くさそうに"What do you want?"とドスのきいた声で声をかけてくるそうです。だから客が寄り付かなくなる(笑)。
私はこれを聞いた時、彼女達が横須賀基地に来てくれたらいいのにな、と思いました。そしてフィリピン人のおばちゃん達と全面戦争してほしいです。

誰に対しても同じように失礼な韓国人のおばちゃん達

私がこのアメリカ人男性の話を聞いていていいなぁと思ったのが、このおばちゃん達は誰に対しても同じように失礼だということ。相手がアメリカ人だからとか、韓国人だからとか関係なし。
仕事をいったい何だと思っているのかは謎ですが(爆)、誰に対しても同じように接し、媚びない分には見ていて面白いなと思いました。でも私もこのカフェテリアでは買い物できないなぁ。怖いもん。

龍山基地 - Wikipedia


関連記事

横須賀基地前のデモって緊迫感がありませんよね(2)

今年もまた横須賀基地前でデモがありました。

「ロナルド・レーガンは、出ていけーーー!!!!」

「原子力空母は、横須賀から出ていけー!!!!」


去年もここに書いたんだけど、本当に原子力空母に出て行ってほしかったら、他のところでデモやりますよね。

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デモに際して米が浜での警備を終え、後片付けをする神奈川県警の方々。その向こう側では共産党の神奈川県議達がたすきをかけてニコパチ撮影するも、通行する車の邪魔になっていました。
なんかデモの目的ってなんなんだろうって考えさせられました。ニコニコしすぎていてまぶしいんですもの。
そのまま歩いて行くと、米が浜通り入り口の交差点のところで、デモを終えて晴れ晴れとした様子の参加者達を見かけました。
なんか皆さん、妙な充足感を発しているんですよね・・・・。やっぱり遠足気分なのかな。交通渋滞を招いて、(冷ややかな)注目を浴びて気持ち良かっただろうな、と思いました。本当に原子力空母に出て行ってほしい人なんて実はそれほどいなくて、大声を出してみんなで行進する一体感が欲しいだけの人達がほとんどなんだろうな、と見ていて思いました。

去年書いた記事:横須賀基地前のデモって緊張感がありませんよね - Inside the gate

学習しないただのDQNな米兵、学習する米兵


8月か9月か忘れてしまいましたが、どぶ板通りで一度に20人くらいの兵士達が逮捕されたことがありました。おそらく乱闘事件でしょう。
その夜の早い時間に横須賀基地では大きな二つのグループが目撃されたそうです。一つのグループは全員白い服を着て、もう一方は黒一色と、両方ともストリートギャング風だったとのことです。このグループがどぶ板に出て喧嘩してしまったのでしょう。

The gang that runs the streets

知り合い(現役の兵士)に横須賀基地所属の兵士達の中にギャングはいるのか?と聞いてみたら、その人の意見はこうでした。
"I don't think they're gang. They're just posers. You know, wannabes."

こういう若くて愚かな兵士達は、高校を卒業してすぐに軍に入隊しています。大学に行くお金もないし、かといって働く場所もない。そんな感じで入隊しているはずです。
だとしたら除隊(特に不名誉除隊)になってアメリカに帰ったところで、軍のように自分を飼ってくれる場所はなく、待っているのは転落だということがなぜわからないのでしょうか。DQNの愚かさは万国共通なのです。

過ちから学習した兵士

私がまだベースで働いていた頃、少し珍しい雰囲気の兵士がいました。外見が際立ってよいとかそういうわけじゃないのに、印象に残る青年でした。その独特の雰囲気の秘密は、軍人には珍しく、彼がわりと都会の出身であったことも関係しているかもしれません。垢ぬけていたってのもあります。だけど彼が漂わせていたものの背景にあったものは、別のものでした。
私が勤務していた施設にちょくちょく来ては、いつも決まったものを飲んで食べていたこの青年をDerekとしましょう。
Derekを見かけなくなって二か月くらい経ったある晩、久しぶりに彼が顔を出しました。

「久しぶりだね。もしかして船に乗って海に出ていたの?」

「いや、俺は陸上勤務だからそういうわけじゃないんだ。ちょっとしばらくおとなしく暮らそうと思っていただけ」

「じゃあここはおとなしく過ごす人間がくる場所じゃないってことか(笑)」

「そういうこと!もう同じ失敗は繰り返したくないからね」

fishing

Derekの過ちとは、米軍に入隊してから一度酔っぱらった勢いで喧嘩をして逮捕されたことでした。除隊にはなりませんでしたが、当然のことながらランクは降格し、辛酸をなめたそうです。
徒党を組んで喧嘩していきがっていて逮捕されたDQN達と、一匹狼のDerekを一緒にするのも失礼な話ですが、彼はここでちゃんと学習しました。
逮捕された時の詳細は聞きにくかったので控えましたが、Derekが言ったこの言葉は今でもよく覚えています。

「俺をコントロールできるのは、俺自身だけなんだ。だからまたああいう騒ぎを起こしてしまいそうな環境から自分自身を遠ざけることも、自分にしかできないことなんだ」

Derekは軍からキックアウトされた後の自分の人生を想像して、自分の行動を悔い改めることができたけど、そうじゃなかったDQN達はご愁傷さまです。

関連記事:酒で人生を棒に振る米兵 - Inside the gate

結局親米国はISISの脅威にさらされないのだ


中東の中でもアメリカと友好的な関係を保つバーレーンに駐屯していた兵士からこんな話を聞きました。


「バーレーンでは素晴らしいハウジングを与えられ、諸手当もよかった。基地の外に出歩いても大丈夫だったけど、特定の地域には近づかないようにと指導されていた。その地域ではシーア派とスンニ派による闘争が行われているため、闘争に巻き込まれる危険性があるからだよ。
だけどある晩タクシーに乗ったら、運転手がその地域の中に入って行ってしまったんだ。そこで危険を察知した運転手が、来た道をバックで戻ろうとしたら、どちらの宗派の人間かわからないけど僕らの乗ったタクシーに銃を向けたんだ。

ああ、僕の人生はここで終わるんだと思った瞬間、その銃を向けた男が僕を見るなり銃をおろして「バ~イ♪」と言いながら手を振ってタクシーをそのまま進ませてくれたんだ。要するに僕みたいな白人は、彼らの闘争には明らかに無関係な人間だとわかった瞬間にどうでもよくなったってこと」

Cityscape (04) - 05Nov08, Manama (Bahrain)


今では外国人を狙って襲撃する集団もたくさんあるというのに、親米国バーレーンではそのようなテロリスト達がいないということです。やはりバーレーンやクウェート、そしてアメリカと長年に渡ってずぶずぶの関係であるサウジアラビアは、テロリストに攻撃されないんだなぁと思いました。お小遣いとか与えてるのかね。

中東関連記事

エンバシーとClub54 斜向かいなのに別世界


横須賀のどぶ板通りに観光にいらっしゃる方々に楽しんでいただきたいのが、エンバシー(Soul Embassy)CLUB54の違い。
地理的には本当に目と鼻の先なのに、まるで別世界なのです。近くて遠い国という表現でもしましょうか。

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どぶ板にありながらドメスティックな香りが強いエンバシー

どぶ板通りは若い米兵達(将校達はどぶ板で飲みません)やネイビーワイフに言わせると「American vibeが感じられる場所」だそうです。その中にありながらすごくドメスティックな雰囲気が漂っているのがエンバシー。


かつては黒人男性と彼ら目当ての日本人女性客で混み合っていた「ぶらぱんの牙城」というかつての姿はもうそこにはありません。

関連記事1:ブラザー好きの日本人女性が集まるバー SOUL EMBASSY - Inside the gate

関連記事2:Soul Embassy便り ただの若気の至りか。それとも・・・・ - Inside the gate


昔はOnce you go black, you don't....的な空間だったエンバシーですが、最近ではすっかり麻呂顔xBlack music路線におさまった感じがします。
薄い体に平たい顔の日本人男性達と、彼らよりもさらに華奢な若い日本人女性達の憩いの場で、純粋にBlack musicが好きな人達が集まっているようです。
ブルーストリートで座り込んで話している若い日本人の男の子が「エンバシーに集まるやつらってさ・・・」と話すのを聞いたことがあるのですが、もちろんエンバシーの部分は英語のオリジナルの発音に忠実なのではなく、日本語特有のあの平坦な発音でした。なんかその発音があのバーの雰囲気にぴったりだと思いました。

対するCLUB54ですが、横須賀のミートマーケットの首都2016年版とでもいいましょうか。

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どぶ板全体がミートマーケットなんだけど(ミートマーケットについてはまた後日投稿します)、その中でも最も濃度が高いお店。酔って踊りながらその夜のお相手を探す・・・汐入のISISとオーナーが同じだから雰囲気も似ていますが、最近はISISよりもこちらがにぎわっています。


オーナーと思われる方のフェイスブックから拝借しました。

American vibeの成分

週末はちゃんとプロのDJが来ているエンバシーに対し、Club54ではISISと同様に、お店のPCで客が勝手に自分のプレイリストを再生したり、副業としてDJをやっている米軍兵士やってきてプレイしたりしています。
通りから見た店内の様子は、客層の違いからしてClub54の方が強いアメリカン・バイブを放っているのは明らかなのですが、実はAmerican vibeを構成する最も強い成分は、公用語が英語であるということだと思います。
例えばエンバシーの日本人客は、英語の歌詞ちゃんと覚えて歌いながら踊っていても、やはり「踊りながら歌いたいので頑張って覚えました」「皆と一緒に歌うという一体感を楽しみたいので覚えました」という域から出ません。
だけどClub54の客が歌いながら踊っているのを見ると、客のほとんどがアメリカ人ですから当然「頑張って覚えました」という空気がないわけです。
ああ、American vibeってこれだと思いました。ですからどぶ板にbar hoppingを楽しみにくる方は、エンバシーとClub54の両方を楽しんでほしいと思います。

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アメリカ人もセブンカフェが好き

横須賀基地~どぶ板周辺での米兵の行動を監視するショアパトロール達が、セブンイレブンのコーヒーを手に持っているのを見かけますが、セブンカフェを愛用しているアメリカ人はやはり多いです。
私が住んでいるマンションも近所もアメリカ人が比較的多い地域ですが、先日セブンでアメリカ人がコーヒーを二杯買って、タンブラーに移しているのを見かけました。
「あ、これはいいな」と思った私は店員さんに聞いてみました。

「私も二杯分払いますので、タンブラーに入れていいですか?」

快くどうぞと言っていただけたので(この店舗のヘビーユーザーだからね・・・)やってみました。

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ラージx2杯で職場でのコーヒー三杯分になりました。

  1. 職場について始業直前にスイッチを入れるために飲む一杯
  2. なんとなく惰性で10時頃に飲む一杯
  3. ランチの後に飲む一杯

挽き立ての味と香りは1.でおしまい。2.以降はやはり風味が落ちますが、それでもタンブラーを開けた時のコーヒーのアロマはいい気分転換になるなぁと思いました。
こんな面倒なことをしなくても、自分の家で淹れたコーヒーをタンブラーに入れて持ち歩けばいいだろうと思うでしょう。だけど我が家のコーヒーメーカーのようにドリップの機能のみでミルがついていないと、やはり挽き立てのコーヒー豆の風味を求めてセブンに行ってしまいます。
「コーヒーの風味を楽しむというよりは、スタバやタリーズといったコーヒーショップに立ち寄るという行為が儀式や気分転換になっている」という人にはこれじゃ物足りないだろうけど、私は300円で十分幸せな気分になりました。
でも毎日はやろうと思わないな。明日は自宅で淹れたコーヒーをタンブラーに入れて出勤します。

まだまだ暑い日々が続きますが、肌寒くなって来たらヴェルニー公園でぼうっとしながら飲むコーヒーも美味しいでしょうね。

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お気に入りはキャピタルコーヒーのイタリアンロースト。

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